「南太平洋?」「いいえ琵琶湖です」 半端ない透明感のビーチに「私の知ってる琵琶湖じゃない」

山本 明 山本 明

 南太平洋の美しいビーチのような高い透明度の水面を撮影した写真がSNSで大きく注目を集めました。遠い水平線の向こうには緑の木立が見え、その上には高く青空が広がっています。実はこちら、朝の琵琶湖を写した一枚。「ほんまに琵琶湖か?美しすぎてヤバい」「私の知ってる琵琶湖じゃない。めちゃくちゃきれい」などと驚愕と感動の声が寄せられた他、「朝から幸せな気持ちになれた」「心が浄化される」とその美しさに癒やされたことへの感謝の思いが届いています。

 「朝の琵琶湖の透明感が半端なかった」という文言とともにこの写真を投稿したのは、今月21歳になったばかりの京都の大学生、Shota(@shnimohus)さん。写真を撮るのが趣味で、作品をツィッターに投稿しています。空や風景などが水面に映る反転世界を撮るのが得意で、今までにも何度か作品に大きな反響がありました。

 今回の話題になった写真は琵琶湖のどこで撮影されたものなのでしょうか?詳しい話をお聞きしました。

――まるで海外の美しいビーチを見るかのような写真です。さしつかえのない範囲で結構ですので、琵琶湖のどのあたりで撮影なさったのか教えてください。

 撮影場所は日吉大社の七本柳鳥居の近くにある湖岸です。撮影日は詳しい日にちを忘れてしまったのですが、時間は朝の7時ごろに撮影しました。もともと日吉大社の七本柳鳥居を撮影しに行く予定で、その際に毎朝その場所に釣りに来られている方に声をかけていただき「こっちに綺麗なところあるで〜」と案内された場所で撮ったのが、投稿した写真になります。

――どうやったらこんな透明度の高い水面をカメラに収めることができるのか…撮影方法を聞かせてください。

 iPhoneの超広角で撮影しています。最初は逆光で撮っていたのですが、これは順光で撮った方が色も出て綺麗だろうと思い、順光で撮影しました。そして、その際にiPhoneの画面を長押しして出てくる太陽マークを少し上にスライドさせて、明るく写したという感じです。

――写真に21.6万ものいいねがつき(10月18現在)、皆さん、その透明度と美しさに驚いています。反響への感想をお聞かせください。

 自分自身こんなにも大反響をいただけるとは思っていなくて正直びっくりしました。また、中には琵琶湖のイメージが良い意味で変わった等のコメントもいただき、自分の写真を通じて琵琶湖の綺麗なイメージを与えるきっかけになれたというのは嬉しいな、と感じました。

   ◇   ◇

 最後に、これから季節は秋冬に向かいますが、撮りたいモチーフや景色はありますか?とお聞きすると、以下のような答えが返ってきました。「秋は紅葉を撮りに行きたいなと考えています。また、冬に関しては雪景色をまだカメラで撮ったことがないため京都の雪景色やその他の冬ならではの景色が撮りたいなと考えています」(Shotaさん)。ぜひこれからも、私たちを取り巻く世界の新しい美しさを再発見させてくれるような作品を撮って欲しいですね。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース