運動量の多いベンガルだってストレスフリー! 全長10mのサンルームがある「猫ファースト住宅」

古川 諭香 古川 諭香

野性味あふれるスポット模様を持つベンガルは、つい目を奪われてしまうかっこいい猫種。そんなワイルドキャットと賑やかな生活を送っているのが、猫飼い歴24年のまっちさん(@bengal_labo)。自宅にはヴェルちゃんとイヴちゃんという天使が―。

まっちさんは愛しい我が子たちと快適な生活を送るべく、人も猫も幸せに過ごせる共生住宅を建設。自宅のいたるところに、猫心を気遣う工夫を盛り込みました。

猫が安全に楽しく暮らせる家を建てたい

人間の生活だけを考えて家を建てると、猫にとって危険が多くなる…。注文住宅を建てる際そう考えたまっちさんは、誤飲や怪我の可能性をできるだけ減らせる家にしようと決意。お互いが安心・安全に暮らすことができる住宅の形を模索しました。

例えば、愛猫たちができるだけ広いエリアを自由に行き来できるよう、1階と2階を開通させ、猫専用の出入り口を設置。

1階の出入り口の先は猫部屋にし、遊んだりくつろいだりできるように配慮しました。

また、家の中にはキャットウォークや出窓を設け、愛猫たちに高い場所から外の景色を楽しんでもらったり、上下運動を満喫してもらったりしています。

そして、数ある工夫の中でまっちさんが一番気に入っているのが広々と外が見渡せ、脱走の心配もないサンルーム。全長10m、幅1.3mあるサンルームは猫たちにとってもお気に入りの場所になっています。

ベンガルは運動量が多いと言われる猫種ですが、思う存分走り回れるまっちさん宅なら、ストレスフリーな生活が送れるはず。体の健康だけでなく、猫の心の健康を守るヒントも、まっちさん宅には詰まっています。

猫が苦手な来客への配慮も!人が快適に暮らせる共生住宅の工夫

猫ファーストな住宅は、飼い主側が我慢を強いられることも多いもの。どちらか一方が妥協し続けなければならない生活は悲しい事態を引き起こしてしまう可能性もあるため、猫と暮らせる共生住宅を建てる際には猫はもちろん、飼い主さんも快適に暮らせる工夫を取り入れる必要があります。

まっちさん宅では猫が苦手な来客に配慮し、愛猫が移動できるエリアは「2階のリビング」と「サンルーム」「1階の猫部屋」に限定。猫の毛が落ちない部屋を作るようにしました。

また、「猫が自由に移動できる部屋」と「立ち入り禁止の部屋」とを仕切るすべてのドアに鍵を設置。危険となり得るものや設備から愛猫を守りつつ、自分が快適に生活できるよう、工夫しました。

そんな風に、様々なこだわりを自宅に盛り込んでいるまっちさんは、今後猫と暮らせる共生住宅を建てようと考えている人に対し、愛猫が安心・安全に過ごせることを第一に考えた家づくりをしてみてほしいとアドバイス。

「誤飲や挟まれ、脱走など猫には色々なリスクがつきものですから、人間が未然に防いであげることが大切です。それと、猫の気持ちを考えて、広々と移動できる環境づくりもしていけたらいいですね」

生き物には愛情が伝わるので、毎日「愛している」や「かわいいね」などの良い言葉を伝えてあげてほしい。まっちさんは、世の猫好きさんや未来の猫飼いさんにそんなメッセージを贈ってもいました。

猫の笑顔を守るには猫種としての特性やネコという動物の習性を鑑みた、安全性の高い住宅になるよう、家を作りこんでいくことが大切。ぜひ、まっちさんのブログも参考に、ヴェルちゃんとイヴちゃんの日常を見ながら、我が家に必要な+αの工夫を探してみてくださいね。

   ◇   ◇

▽ブログ
https://bengal-labo.com/

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース