なぜか、いつもカラスに荒らされるごみステーション…!狙われないようにする「小さな工夫」

長岡 杏果 長岡 杏果

私の住む地域では、大きな公園と森があるため、多くのカラスが生息しています。そのため、ごみステーションが荒らされる被害も多く出ています。しかし、不思議なことに、カラスに荒らされるのはいつも決まったごみステーションなのです。きっとごみの出し方など、他のごみステーションと違いがあるのでしょうか。

カラスは4~7月頃にかけて繁殖期を迎え、子育てのために行動が活発になります。とくに人の出す生ごみは、栄養が豊富なため狙われやすいのです。

また、カラスは日の出の30分ほど前から活動をするといわれており、人がごみ出しをする時間帯はカラスにとっての活動時間と照らし合わせても、ちょうどいいのです。

しかし、前述でも書いたとおり、私の住む地域では、カラスに狙われるのはいつも決まったごみステーションです。標的となっているごみステーションを見ていると、生ごみが透明の袋から見えていたり、防鳥ネットをしっかりかけていなかったり、前夜からごみが出されていたりと、いくつか狙われる原因があることがわかりました。

そこで、いくつかの原因を元に、カラスに狙われないごみステーションのための対策をご紹介します。

カラスに狙われないための対策は

▽(1)生ごみの捨て方を考える

一番の方法は、生ごみを極力減らす工夫をすることです。

野菜の皮などのいわゆる野菜くずは捨てずにベジブロス(野菜だし)を作る、食品は食べ切れる分だけ購入するなど、カラスが一番好む生ごみ自体を減らすということです。

また、生ごみが出た場合は、カラスに見つからないように新聞紙に包んで捨てるなど工夫をするようにしましょう。

▽(2)ごみは決められた曜日または時間に出す

集団ルールとして、ごみは決められた曜日または時間に出すようにしましょう。前夜に出してしまうと、日の出前から活動をするカラスに対して、邪魔をする人もいない最高のシチュエーションを用意することとなってしまいます。

▽(3)防鳥ネットを正しく使用する

私の地域では、防鳥ネットをふわっとかけているごみステーションが多いです。ふわっとかけているだけでは、頭のいいカラスは簡単にごみをあさります。

防鳥ネットを使用する場合は、ごみの上にしっかりとかけ、レンガや水の入ったペットボトルなどの重しを置いてネットがずれないようにしましょう。

▽(4)ふた付きの容器を使用する

ふた付きのごみ入れ容器を使用するのも対策の1つです。ふたがしっかりと閉まっていれば、カラスは何が入っているかわからないですよね。

▽(5)ごみを狙う猫にも気をつけよう

最後に、猫の対策についても少し解説します。

私の地域では、猫も多いです。猫の場合は、縄ばりを作る習性があるので、その場所に猫の嫌いな臭いをまく方法があります。猫避けのスプレーはホームセンターなどで購入できます。困っている方は試してみてください。

こういった少しの工夫と集団ルールを守ることで、ごみステーションを狙ってくるカラスを減らすことができます。いまはカラスの活動が落ち着いている秋冬ですが、活動的になる春に向けて、ごみの出し方について見直すといいですね。

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