【怖すぎる】絶叫コースター「FUJIYAMA」の「高所点検作業」みたい!? 富士急の新アトラクションを体験してきた

鈴木 博之 鈴木 博之

たくさんの絶叫マシンを次々に誕生させている富士急ハイランドに新しいアトラクションが登場。もちろん今回も絶叫もので、高さの恐怖やお化けの恐怖で絶叫すること間違いなしとのこと。プレス発表会で体験して絶叫してきました!

高さ約55メートルの「FUJIYAMAスカイデッキ」で富士山を一望

キング・オブ・コースター「FUJIYAMA」の生誕25周年を記念して「FUJIYAMAタワー」が完成しました。始まりは点検塔タワーの建設だそうで、すでに「FUJIYAMA」のコースを支えている柱がびっしりあるため逆円錐型のすり鉢の形状になったと、富士急行の堀内社長が解説。

高さ約55メートルの最上階にある「FUJIYAMAスカイデッキ」は、富士山の景観を阻害しないように内側に作ったそうです。目の前を「FUJIYAMA」が猛スピードで通過して、背後に広がるのは樹海と富士山という絶景を堪能できます。今後はパーティやブライダル・ウェディング、日の出や星空を見る場所としても提供したいと語っていました。

※「FUJIYAMAスカイデッキ」料金:1000円~

「FUJIYAMAスカイデッキ」の下の階には絶叫が大好きな富士急らしいアトラクション「FUJIYAMAウォーク」が登場。スタッフが毎朝「FUJIYAMA」の点検作業をするのですが、その疑似体験として吹きさらしの通路を歩くというもの。

実際に体験してみましたが、これは高所恐怖症の方にはとても怖いアトラクションです。世界的にも信頼のあるオーストラリア製のハーネスを身体にガッチリと装着して、命綱は前後に1本ずつあり頭上のレールに繋がっているとはいえ、命綱にしがみつきながら歩いてしまいました。

最初は内側に手すりはあるものの、やがて手すりはなくなり、しまいには床の板も飛び石になり、さらに上り下りもあり通路が細くなっていくものだから、途中で足がすくみ立ち往生する人が続出するかもしれません。正直、下を見たり、景色を楽しんだりする余裕はありませんでした。ゴール手前にはカメラがあり、記念写真をプリントするサービスもありました。

※「FUJIYAMAウォーク」料金:1000円~

コロナ禍で間に合わなかったのが、展望フロアから地上まで一気に滑り降りるチューブ型の滑り台「FUJIYAMAスライダー」。チューブの長さは120メートルあり40秒で滑り降りるそうです。スライダーはドイツ製のため発送作業の遅れやスーパーバイザーが来日できなかったこともあり、来年の3月にはオープン予定とのこと。

「戦慄迷宮」全面刷新されて巨大化

世界最大級のホラーアトラクション「戦慄迷宮」がリニューアルしました。2003年に登場した「超・戦慄迷宮」は、新築なのに廃墟風の建物を鹿島建設が作り、いままで17回のバージョンアップを繰り返して480万人もの体験者を絶叫させてきました。戦慄迷宮の原点の「呪われた病棟」は、1999年に実際の廃ホテルを利用したものだったのですが、今回はその廃病院の原点回帰を掲げて「戦慄迷宮~慈急総合病院~」として再始動。ルートは完全に変更されすべての部屋を全面刷新し、さらに歩行距離は過去最大級の900メートル、所要時間は50分~というとんでもない規模へと進化。

巨大な館内にはいるはずがないものがいるというスタッフの報告もあり、毎月1回お寺の方が来てお祓いをしているそうです。また、中国人にとって「戦慄迷宮」というのは有名なブランドになっているため、多言語化にも対応。

実際に体験してきましたが、まず診察室に入るところからスタートします。決して明るくない懐中電灯を手渡されて病院内の矢印に従って進んでいきます。ライトで照らされたところしかよく見えないほどの暗闇なので、どこからなにが襲いかかってくるのかは予測不可能。途中からは懐中電灯を置いていくところもあり怖さは倍増です。とくに小児病棟はなんとも言えない怖さというか、気味の悪い感じがしました。「朽ち果てた霊安室」「血まみれの医療リネン室」などはじっくり見たいほどよくできていました。

病院特有の臭いにもこだわっていて、部屋によっては消毒液の臭いがプンプンし五感すべてを刺激されます。今回のリニューアルでは、全部屋の空気を強制的に入れ替える給排気システムを増強しているため、コロナ禍でも安心して恐怖を楽しめます。

※「戦慄迷宮~慈急総合病院~」料金:1組4名まで8000円(フリーパスありは1組4名4000円、1組3名3000円)

その他には、高さ50メートルの大観覧車「シャイニングフラワー」に新アトラクション「お仕おき観覧車」が2基登場。ステンレス網で作られた牢屋は床にも隙間があり約11分間に渡って収監されるという罰ゲーム? 定員2名のためカップルにとってはまたとない経験になるかもしれません。

※シャイニングフラワー「お仕おき観覧車」料金:800円(フリーパス利用可)

富士急ハイランドは3年前に入園無料となり、アミューズメントパークという位置づけではなく、ホテル、温泉施設なども充実させたスーパーアミューズメントシティという街づくりという観点で取り組んでいるそうです。「FUJIYAMA」「ド・ドドンパ」「ええじゃないか」「高飛車」などの人気のアトラクションは日によっては数時間待ちになりますが、絶叫優先券のサービスもありますので、上手く利用して絶叫三昧してみませんか?

▽富士急ハイランド
https://www.fujiq.jp/

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