廃番BICボールペンの後継商品は日本初上陸「オレンジ色の透明ボディ」1本の筆記距離はなんと3.5km

金井 かおる 金井 かおる

 フランスの大手筆記具メーカー「ソシエテ・ビック」の日本法人「BICジャパン」(本社、東京都中央区)は27日、キャップ式油性ボールペン「クリスタルオリジナルファイン0.8mm黒インク」を発売すると発表しました。

ボディは透けるオレンジ

 1951年誕生の同社フラッグシップモデル「ビック・クリスタル」シリーズの新商品で、19日に廃番を発表した定番ボールペン「オレンジ イージーグライド(オレンジEG)」の後継商品。日本での発売は初となります。

 いちばんの特徴は透明のボディ。定番のオレンジ色を踏襲しつつも、透明軸になったことでインクの残量がひと目でわかります。1本の筆記距離は3.5kmを誇り、400字詰め原稿用紙175枚が書ける計算なのだとか。

 同社は「長持ちすることでゴミの排出も抑えられるだけでなく、1本税込み110円のお求めやすい価格で、環境にも、お財布にも優しいエコなボールペンです」とアピールします。

 鉛筆のように握りやすい六角形の軸やインクの色を表すキャップの色も健在です。色は黒のみ。今後のインク色の展開に期待したいですね。

 27日からオンラインショップなどで先行販売がスタートし、店頭には8月上旬から並ぶ予定です。

廃番の「オレンジEG」はほぼ完売

 19日に発表された「オレンジEG」の全世界での廃番の知らせは、BICボールペンや文具ファンの間に衝撃が走りました。

 仕事や趣味などで長年使用していた人も多く、ネット上には「愛用してたのにショック」「書きやすかった」「重宝していたのに」「残念!」「えええええー!」という驚きの声が広がりました。

 オンラインショップなどに駆け込み注文が殺到し、「ほぼ完売しました」(同社担当者)。残るは店頭在庫のみになるそうです。

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