「応援したい」 猫の寿命延ばす、腎臓病治療薬開発

ハイヒール・リンゴのつぶやき

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わが家のタウザー君を家族に迎え入れて1年が過ぎました。私に猫に関する知識が殆どないまま家族の一員になってしまった猫ですが、猫って高齢になると腎臓病を発症する事が多いと言う事を、猫を飼いだして初めて知りました。猫には「AIM」という免疫機能が「持ってはいるけど他の動物のように機能していない」のだそうです。故に猫の体内にきちんと機能するAIMを若い時から投与してあげれば、腎臓病にならずに長生きできる。そんな愛猫家には夢のような治療薬を開発するプロジェクトが進行中。成功すれば猫の平均寿命は2倍に、30年も生きることが可能なんだそうです。

しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響で社会経済が打撃を受け、費用の関係でこのプロジェクトがストップしているというおだやかでない事実も又知りました。何とか前へ進めるためにクラウドファンディングで資金を集め、開発を続けられるといいのでは、と思います。愛猫家の数はこのステイホームでグンと伸びたと言いますし資金も集まりやすいと思うのですが。

ペットは大切な家族の一員。それぞれに個性があり、表情も豊か。うちの猫は〝旦那さんっ子〟で私の旦那さんにはベッタリ甘えるんですが、私のことは「世話してくれるおばさん」としか思っていない様です。トイレ用の砂が汚れていたら替えてほしそうな顔をしたり、冷蔵庫に興味があって、私の頭に飛び乗り、頭を踏み台にして冷蔵庫へ侵入を計ろうとしたりします。そんな姿も又「かわいい」と思ってしまう「親バカ」ですが(笑)。

昔と違い今の猫は家の中で飼うことが多いため、散歩に出る犬と違ってほかの飼い主さんと会う機会が少ない。だから育て方等の情報源はSNSが中心になって来ています。先日もYouTubeに猫を抱いて「壁ドンチャレンジ」動画を投稿したら、その抱き方だと将来的に前足に悪影響が出るので抱き方を変えた方が良いと言う、ありがたいご指摘をいただきました。ほかにも1歳から7歳までは年1回、8歳を超えたら半年に1回の検診をした方が良い、など、アドバイスをいただき何も知らない私は本当に助かります。

そんな「猫初心者」の私としては腎臓病薬の開発にはとても注目していますし、早く認可されて腎臓病を患う猫が少なくなればと心から願います。ただそうなると色々と問題も出て来ます。AIMは若いうちから投与した方が効果があるそうで、そうなると投与は長期間となりその値段によっては経済的な問題も出てきます。

寿命30年となると飼い主が亡くなった後も生きていかなければならない猫ちゃんのケースもあるでしょう。人間の方も最後まで愛猫の世話ができるかどうかを考えなくてはいけません。以前、60歳を過ぎた人に子猫を飼うことは推奨しない、もう少し大きめの猫を飼った方がいいという話が話題になったとこの欄でも書かせていただいた事がありますが、「ペットの長寿」は嬉しいことである反面、飼い主の責任は多様になってくるんだなと日々感じます。

(※注)AIM研究を行う東京大学によると現在、同大学のネット基金に多くの自主寄付が寄せられている。

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