再びコロナ禍での夏休み「全く予定なし」多く 「子どもにガッカリさせたくない」「収入も減って余裕なく」

長岡 杏果 長岡 杏果

夏休みまであともう少し。しかし、去年同様新型コロナウイルスの勢いはとどまらず、今年の夏も外出に抵抗を感じる方が多いようです。去年とは異なり、営業を再開しているレジャースポットは多いようですが、「周りの目が気になる」「外出先で感染してしまったら」など、複雑な想いを抱えている方が多いようです。私の周りのママたちに、コロナ禍の長期休暇をどのように過ごすのか、聞いてみました。

全く予定なしがほとんど

年長から小学生の子どもをもつママたちに話を聞いてみると、「まったく予定がない」「普段の土日のような過ごし方になると思う」といった声がほとんどでした。

その背景には、「予定を立てても、感染が拡大すれば行けなくなる」といったものがあります。まもなく東京五輪もありますし、夏休み中に政府がどのような判断をするのかわからない今、むやみに予定を立てて子どもたちをガッカリさせたくないといった声が少なくありません。

また、他にも新型コロナウイルスの影響で収入が減少しているためといった声もありました。私の知人Aさん(30代・女性)の家は、収入がコロナ禍前と比べて3分の2に。生活と貯金を考えると、レジャーにお金をかけられないのが現状のようです。

キャンプや登山など「屋外レジャー」を検討するママも多め

夏休みに外出を検討しているママに行き先や過ごし方を聞いてみると、キャンプや登山といった屋外レジャーを検討するママが多い傾向にありました。

屋外は3密を避けやすいのでコロナ禍でも楽しみやすいのが魅力。また、飲食店を利用せず各自で食事を準備するので、より感染予防につながります。

ちなみに、屋外レジャーを検討しているママたちから聞いた、上記以外のお出かけ先は次の通りです。

・ドライブインシアター
・サファリパーク(マイカーで楽しむ)
・市営の小さなプール
・森林でクワガタ、カブトムシ採り
・コテージスタイルの施設に宿泊して花火を楽しむ
・川遊び

意外にも、3密を避けつつ楽しめるレジャーは多いです。屋外レジャーであれば、他の利用客との距離を保ちやすいので、コロナ禍であっても比較的楽しみやすいのではないでしょうか。

今年こそは実家に帰る!という声も

新型コロナウイルスの流行が始まった去年は、「帰省の自粛」が叫ばれ、ほとんど実家に帰れていない…といったママもいました。

しかし、ワクチン接種が進んだ今、今年こそは実家に帰るという声も挙がっています。「親に孫を見せてあげたい」「親が元気なうちに顔を見たい」など、さまざまな理由から今年の帰省を計画しているようです。

   ◇   ◇

去年の夏と比べると、ワクチンの接種も進んでいる昨今です。「外出は自粛して!」「なるべく在宅していて!」といった声が強かった去年とは異なり、「出かけて良いのか、まだまだ控えるべきか」と、ある意味悩む夏休みとなるかもしれません。

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