「コロナ感染疑い」「自宅療養」で入院給付金が支払われた! 知って良かった生命保険会社の特別措置

長岡 杏果 長岡 杏果

新型コロナの感染拡大で暮らしぶりが変わった方は多いと思いますが、感染して一時的に働けなくなったときのお金のことが心配な方もいるでしょう。昨年新型コロナウイルス感染疑いと診断された麻衣さん(仮名・40代・大阪在住)は、自宅で療養していましたが、特別措置で保険金が給付されたといいます。麻衣さんにお話を伺いました。

――新型コロナウイルスの感染疑いではどのような症状がありましたか?

2週間ほど熱が下がらず、何を食べても味がしませんでした。いままで体験したこともないような全身の倦怠感や筋肉痛、咳、血痰、喉の痛み、皮膚の発疹などが現れました。喉が痛くて話すことはかなり辛かったです。また仕事では現地から来日する中国人に接することが多く、医師も新型コロナウイルスの感染を否定できないとのことでした。

――PCR検査は受けましたか?

PCR検査は受けることができませんでした。かかりつけ医が保健所に検査依頼をしてくれましたが断られてしまいました。何度お願いしてもだめでした。いまでこそ検査が受けられるようになってきましたが、当時は現場が混乱し検査どころではなかったようです。

――新型コロナウイルス感染疑いと診断され、なにか保障はありましたか?

現在契約中の生命保険会社から入院給付金が支払われました。実際に入院はしておらず、自宅で療養していましたが、生命保険会社の特別措置により「自宅療養した日数×入院日額」が支払われました。特別措置は迅速な支払いが約束されているため、給付金を請求してから数日ほどで指定口座に振り込まれました。

――そのような特別措置のことは知っていましたか?

全く知りませんでした。たまたま保険代理店をしている知人から「新型コロナウイルスに感染してませんか?」といった確認の電話があり、初めて保険会社の特別措置について教えてもらいました。

私が新型コロナウイルスの感染疑いと診断され、自宅療養をしていたことを知人に伝えると驚かれ「今回新型コロナウイルス感染疑いでも麻衣さんの場合、保険会社の特別措置が適用されます」と言われました。「もし給付金を請求して不支払いになった場合、診断書料の実費が保険会社から指定口座に振り込まれます」とも教えてくれました。知人から連絡がなければ何も知らずに過ごしていました。

   ◇   ◇

生命保険会社によって特別措置の内容や実施の有無については異なります。麻衣さんのように新型コロナウイルスの感染疑いと診断されても支払いの対象にならないこともありますので、詳細についてはご契約されている生命保険会社にご確認をお願いします。

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