40台近い扇風機のコレクションを披露した高校生がSNS上で大きな注目を集めている。
「なぜかツイッターを始めたらいままでしばらく集めていなかったのにまた扇風機が欲しくなって、高校生なのに今現在36台も扇風機を持っています。おそらく来月までに40台になると思いますが、自分の勢いが止まりません。」
と語るのは「扇風機、換気扇収集家」さん（@hurui_senpuki）。
「扇風機、換気扇収集家」さんが収集しているのは昭和に製造されたとおぼしき旧式のものばかり。その懐かしいデザインと仕様にSNSユーザー達からは
「こうして並べると、扇風機が話しかけているように見えて少し面白いです。懐かしい扇風機がたくさんで、嬉しい」
「実家にも50年モノの扇風機があって、後から買った安い扇風機、抽選で当たった扇風機は次々壊れていくのに、今だ健在。」
「嵩があるので収集大変ですね(*´﹃｀*) この時代の扇風機に超絶感度の悪いタッチ式があってイライラしていた思い出がありますw」「カメラのレンズ沼は良く聞くけど 扇風機沼もあるんだね。貴重なものもあると思うんで頑張れ！！」
など数々のコメントが寄せられている。
「扇風機、換気扇収集家」さんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ（以下「中将」）：扇風機の収集を始められたきっかけ、時期をお聞かせください。
扇風機、換気扇収集家：親曰く2歳ぐらいから扇風機、換気扇を見ると喜んでいたそうです。しかしその頃はまだコレクションは考えていませんでした。その後、小学生3年生のときに曽祖父から東芝扇風機のH-30AQをもらい、さらに同時期にネットオークションを始め、集めるようになりました。
中将：H-30AQというと1974年に製造されたものですね。見たところコレクションは旧式の扇風機が多いようですが、こういった扇風機の魅力についてお聞かせください。
扇風機、換気扇収集家：旧式のものはまず、羽の色がありカラフルなところが好きなのと、頑丈さ、整備のしやすさ、メッキなどのかっこよさが魅力です。
中将：これまでのSNS上での反響についてご感想をお聞かせください。
扇風機、換気扇収集家：まさか話題になるとは思わず驚いています。こんな趣味の人もいるということを知ってもらえたことはとても嬉しかったです。
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【「扇風機、換気扇収集家」さん関連情報】
▽Twitterアカウント
https://twitter.com/hurui_senpuki
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ここ数年、旧式の扇風機は不具合が原因で処分されるもの、海外へ転売されるものが増え姿を見ることが少なくなっているという。「日本の古い扇風機は一つの文化だと思っています。処分されることや海外へ転売されることを悔しがるマニアの方はたくさんいます。無くなればもう2度と製造されることはありません。自宅などで扇風機を持て余している方は、どうかすぐ処分するのではなく"第二の人生"がありうるということを考慮してください」と「扇風機、換気扇収集家」さん。この文化がより広く認知されるよう願いたい。
