文鳥さんが火を吹いた…!!!
…のように見えちゃう画像がTwitterで話題です。
「慌ててシャッターを切ったら火を吹いてしまった文鳥」というコメントと共にアップされたこの画像。もちろん、実際に文鳥さんが火を吹いているわけではなく、照明らしきものが炎のように映っているのですが…思わず二度見してしまいませんか?
この画像に「え!?」と目を奪われた人は多かったようで、リプ欄には、
「火の鳥」
「ヨガファイヤーかこれ(笑)」
「むしろヨガフレイム」
「まさしく『ファイヤー!!』」
「ちょっとくちばしを突き出しているのが本当それっぽくて」
などのコメントが集まり、3.3万件の「いいね」が押されました。
投稿主の「ぶんちょ(@buncholoves)」さんに、撮影時の状況や文鳥さんの日頃の様子について伺いました。
――火に見えるのは照明ですよね?
はい。オレンジ系の明かりなので、余計に火のように見えたのかもしれません。これは棚の上にいた文鳥が、近くに来た別の文鳥を追い払った瞬間なのですが、せわしなく動き回る文鳥のシャッターチャンスは一瞬。それを逃すまいと急いでシャッターを切った1枚です。
――画像を確認されたときはどう思われましたか?
はっきりと「これは失敗写真だ」と感じました。ピントも合っておらず、被写体の文鳥もブレているからです。また、露出補正をしていないので、現像前は暗くてほぼ何も見えませんでした。しかし現像した時に、前ボケで写り込んだ照明の明かりが炎のように見えることに気づき、軽い気持ちでTwitterに投稿しました。
――それが大反響です。私も思わず二度見してしまいました。
正直に申し上げると、これほどたくさんの「いいね」やリツイートが付くとは思いもしませんでした。「ヨガファイヤー」や「火遁業火級の術」など、リプライや引用リツイートのコメントで知った技もあって、口から火を吹く技が好きな方って多いのだな、と感じました。
――例えたくなる方々の気持ちはよくわかります。ところで、今回は失敗写真とのことでしたが、ツイートを拝見すると日頃は表情豊かな文鳥さんのお写真をたくさん撮影されています。文鳥さんを魅力的に撮るコツがあれば教えてください。
驚かさないことかな、と思います。カメラを近づけると驚いたり、怖がったりしてしまうので、遠くから静かに撮影するようにしています。また、シャッターチャンスが訪れるまでじっくり待つことも大事かもしれません。室内は暗くなりがちで撮影環境としては厳しいのですが、私の場合は自然光の向きを考えたり、朝の明るい時間帯を狙って撮影しています。
――工夫されているのですね。ちなみに、画像に映っている文鳥さんたちの日頃の性格は?
うちには7羽の文鳥がいますが、今回の写真に写っているのはみんな桜文鳥で、向かって左から「モモ(メス)」「きなこ(オス)」「ライチ(オス)」です。火を吹いているように見えるのが「きなこ」で、よくさえずりを聞かせてくれます。「ライチ」はとても臆病で、「モモ」はあまり鳴かないけれど小松菜などの野菜をあげると喜んでかじっています。
――7羽もいるのですか!文鳥さんとの初めての出会いは?
高校を卒業するときに何かペットを飼いたいと思い、ふっくらとしたフォルムに惹かれて文鳥を迎えました。文鳥は人に慣れると、良きパートナーになってくれます。おかげで、コロナ禍で家にいるのも苦痛ではありません。
――ここ数年で、文鳥を飼う人が増えてきた印象があります。
文鳥は繊細な生き物です。迎えるのであれば、どうか人に慣れるまでは無理に触ったりせず静かに見守ってあげてほしいと思います。また、様子がおかしいと感じたら、しばらく様子を見るのではなく、鳥を専門的に診てくれる病院にすぐ連れて行くことをおすすめします。文鳥といられる限られた時間をめいっぱい一緒に過ごして、飼い主さんにも文鳥にも、幸せなひとときが流れることを願います。