Q. 日本版エンドソングを担当すると決定した時のお気持ちを教えて下さい。
A. とても光栄に思うと同時に、子どもの頃のようなわくわくを感じ、「今年の夏休みは去年とは違うことをしよう!」と浮足立つ小学生のような気持ちでした。
Q. 初めて「少年時代(あの夏のルカver.)」のアレンジを聞いた時の感想を教えて下さい。
A. まさに思い出の中にいるような臨場感にドキドキしました。潮の香りと星の瞬き、重たいオールを漕いで行った先に何か初めての景色を見るような、思い出だけれど夢の中…というような。不思議な情景を感じました。
Q. 「少年時代(あの夏のルカver.)」が流れる今回の特別映像をご覧になっていかがでしたか?
A. 嬉しいです。もしかしたらまだ実感が湧いていないかもしれません。本編を観るのがとても楽しみです。
Q. ルカとアルベルトは人間に恐れられているシー・モンスターでありながら、その人間の世界へ行ってみたいという好奇心が旺盛なキャラクターです。suisさんもこの2人のように覗いてみたい新しい世界はありますか?
A. 私は人間ですが、逆にシー・モンスターになって海の世界に行ってみたいです。海の生き物と一緒に泳いだり、ウミウシを眺めて一日を過ごしたり、なにより泳ぎ回りながら歌を歌うことができたら最高に幸せだろうなと憧れます。
Q. 本作ではルカとアルベルトの友情が描かれておりますが、suisさんにとって自分を変えてくれた友人はいらっしゃいますか?
A. 美しい友人がいます。「お前の好きそうな道を見つけた」と住宅街の寂れた裏道を案内してくれたことがありました。その時私はどうにも彼女の隣を歩く気になれず、背中を眺めて歩く時間がひどく幸福だったのを覚えています。彼女は人間の美しさを体現したような人で、当時の私の濁った価値観の全てを変えてくれました。
Q. 今までの人生の中で印象に残っている夏の思い出はありますか?
A. 人生のすべての夏を総括して、夏の思い出という概念が生きています。特定のエピソードはほとんど覚えておりませんが、おそらくいつも汗をかいたこと、目の前がじわじわとすること、草と水と太陽がそばにいるということを思い出せます。
Q. 『あの夏のルカ』を観て、この曲を聴くたくさんの方にメッセージをお願いします。
A. 夏というものは、多くの人に平等に降り注ぎます。ルカたちの夏、それから皆さまそれぞれの夏を感じていただけたら嬉しいです。