「子供たちに明るい思い出を」大阪の小学校で鯉のぼり80匹 特大8mサイズも…岡山の業者が寄贈

どなどな探検隊

黒川 裕生 黒川 裕生

新型コロナウイルス禍により、今年も大型連休は我慢を強いられることになりそうです。気が滅入る話題が多い中で、地域の子供たちに少しでも明るい気持ちになってもらおうと、大阪府の寝屋川市立池田小学校では、学校の外周や校内にたくさんの鯉のぼりが飾られています。地域住民らによる「子供たちの健やかな成長」と「コロナ禍の収束」を願ったこの企画には、趣旨に賛同した岡山市の業者が全面的に協力。最大8mほどにもなる大きな鯉のぼりたち、計約80匹を寄贈してくれたそうです。

同小PTAと地元の池田校区地域協働協議会が共催。コロナ禍でも地域を盛り上げようと、2020年12月から「池SHOW⭐︎ルミネ」と銘打った催しを不定期で開催していて、年末年始にはクリスマスや新年を祝うイルミネーション、今年3月から4月にかけては桜のライトアップを実施しました。

第3弾となる今回は、こどもの日にちなんで鯉のぼりの飾りつけを計画し、ツテのない中であちこちの業者に協力を呼びかけました。「コロナ禍でも子供たちを楽しませたい」というその思いを意気に感じた岡山市の節句人形専門店「Prefer」が快諾し、大量の鯉のぼりをなんと無償で提供してくれることになりました。

届いた鯉のぼりは、小学校の外周フェンスなどにぐるりと掲揚。中には全長約8mの巨大な鯉のぼりもあり、「こんなに大きいのを見るのは初めて」と、児童だけでなく大人たちにも大変喜ばれているそうです。日が落ちた18時から22時にはライトアップされ、光の川を鯉のぼりたちが泳いでいるようにも見える幻想的な光景が出現します。

同協議会の関係者は「子供たちは大きな鯉のぼりや可愛らしい鯉のぼりに見守られての登下校を楽しんでくれています。お世話になった岡山の人たちにも、この話題をお届けできれば」と感謝し、「ぜひ記事として紹介してほしい」とまいどなニュース編集部に連絡をくれました。

Preferの担当者は「サンプル品や型落ち品でもよろしければ…ということで協力させていただきました。せっかくならたくさんお届けしようと思って集めてみたら結構な数になり、驚かせてしまったかもしれません(笑)。でも鯉のぼりたちが遠く大阪の地でお役に立っていると聞き、我々としても嬉しく思っています」と話していました。

「池SHOW⭐︎ルミネ」の鯉のぼり企画は5月末までの予定です。

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