ステイ週間「絵本のお寿司屋さんがしたい」息子の要望に応えた父の本気がすごい…ついにゴルゴまで!

広畑 千春 広畑 千春

 新型コロナの影響でステイ週間となった今年のゴールデンウイークも、今日で最終日。そんな中、大好きな絵本に出て来たお寿司屋さんを見た息子のリクエストに、全力で応えたお父さんの作品がネット上で話題になっています。

 神奈川県で「かさま歯科クリニック」を開く笠間慎太郎さん。歯科医ならではの恐るべき手先の器用さで、これまでにも空き箱を使った超人機メタルダーや獣神サンダーライガーなど驚異の工作をTwitter上に次々と発表しています。

 そんな笠間さんがステイ週間が始まった直後の4月26日に投稿したのは、段ボールやチラシ包み紙などを総動員し、3時間かけて作ったというお寿司屋さんセット。息子さんが大好きな2冊の絵本「まわるおすしやさん」(藤重ヒカル作、福音館書店)と「ノラネコぐんだんおすしやさん」(工藤ノリコ作、白泉社)を見て「『お寿司屋さんを作ってほしい』とせがまれまして…」といい、包丁(もちろん出刃と柳刃)やまな板などの調理器具を始め、エビにウニ、イクラ、鉄火巻きなど色鮮やかなお寿司と、電車のおもちゃと組み合わせた「まわるおすしや」まで再現。もちろん、息子さんは大喜びでテンション上がりまくり、「その後、何時間もお寿司屋さんごっこに付き合わされました…」とも。

 

 その後も息子さんのリクエストと父の創作意欲?は止まることを知らず、28日には段ボールで4時間がかりで作った「タイの活け造り」を投稿。「息子はきまぐれクックさんの料理動画のファンで、手が抜けなかった」といい、カマや胸びれの部分を外すところから、三枚おろし、薄造りまでできるように精巧な作りに。背びれの骨の付き方までさすがは歯科医という芸の細やかさに、賞賛の声が続々と寄せられました。

 

 さらに、4月29日にはこどもの日に向け、1時間かけて飛沫防止のためのフェイスガード(脱着可能)付きの兜を制作。極めつきは「ピストルが欲しい」という息子さんのために5月5日に「ゴルゴ13なりきりセット」として、眉毛付きカツラとマシンガンセットをプレゼント。これまた息子さんは大喜びといい、ことあるごとにカツラをかぶって銃を振り回しているそうです。

 これ以外にも、段ボールにラップを敷いて流しそうめん器(?)を自作したり、ケンタッキー・フライドチキンの空き箱で自分用の工作もしてみたり。緊急事態宣言が延長され、神奈川県も「特定警戒都道府県」が維持され、歯科医院は暦通り診療をするものの、息子さんが通う園は登園自粛が続いているそうです。それでも、世の中にこんな楽しいステイ週間があったなんて…と目を見開かされる思い…「できない」ことを嘆くより、大人も一緒に本気で遊ぶのも、今だけしかない素敵な時間なのかもしれませんね。(反省)

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