カプセルトイ自販機から「石」が出てきた…!「イエーイの石」の女児に見てもらうと…

金井 かおる 金井 かおる

 

 石のカプセルトイ自販機が話題です。その名も「石」。コインを入れると石のフィギュアがそのままゴロンと出てきます。非日常が200円で手に入るとあって、2月22日の全国発売前からSNSなどで話題になり、発売後約1カ月で完売した店も。メーカー担当者と、石マニアさんに話を聞きました。

小物が隠せる「石」

 「石」は1つ200円のカプセルレス商品。デザインは丸石、丸石(苔ver.)、赤石、赤石(苔ver.)、石、石(苔ver.)の全6種。サイズは約65mm。素材はABS樹脂と呼ばれるプラスチックなので指でつまめるほどの軽さです。

 発売はブシロードクリエイティブ(本社、東京都中野区)が展開するオリジナルカプセルトイブランド「TAMA-KYU(たまきゅう)」。担当者によると、最近は高額なカプセルレス商品が流行している中、200円というお手頃価格と、商品自体のユニークさとインパクトから完売の報告が多く寄せられているそうです。

 「ぱっと見は石の置物にしか見えませんが、パカッと開くと中に小物を入れることができます。机の上にインテリアとして。はたまた小銭入れとして、さまざまな用途でお使いいただける超便利アイテムです」(担当者)

 企画とデザインを手掛けたのは、武笠太郎さんと坂本嘉種さんの2人によるマルチクリエイティブ会社「ザリガニワークス」。全6種ある石のフィギュアは、河原で拾った石をスキャンして原型データを作成したというリアルさです。

「イエーイの石」発見の女児に見てもらうと…

 当サイトで2020年4月、親指を上に向けた「いいね!」の指、サムズアップの形の石「イエーイの石」を公園で発見した女児の話題を取り上げました。5歳に成長した女児はその後も順調に「石への愛」を育んでおり、海や山、近所の公園などでいい形の石を探す遊びを続けているそうです。女児の母親に協力してもらい、石のフィギュアを手渡しました。

 ーーこれ見てください。

 「石だ!石!」

 ーーおおっ、やっぱり石に見えますよね。

 (女児は手に取って)「石…い…し? 石は普通ここ(ケースの割れ目)に線入ってないから。石じゃない。ニセモノの石だ!」

 ここでカプセルトイということを種明かし。石がガチャガチャから出てくることを伝えると、「変、変、変!」と言いながらも興奮で頬が紅潮。さらに小物入れにもなることを知ると「アメ入れてー」と母親におねだりしていました。

 「石」は全国のカプセルトイ自販機で発売中。

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