「え??ここは、氷河期?」大雪の夜、恐竜と睨み合い…福井県大好き21歳の珠玉の写真に県担当者も感動!

金井 かおる 金井 かおる

 福井県在住のツイッターユーザーtomosakiさん(@photono_gen)が撮影したJR福井駅前の恐竜モニュメントの写真が話題です。2月18日、自身のツイッターアカウントに「寒波に襲われた福井駅が完全に氷河期でした」と4枚の写真を投稿したところ、28万いいねを集める反響を呼びました。モニュメントを管理する福井県も「とてもきれい」と驚くほど。投稿主さんと福井県の担当者に話を聞きました。

真夜中、恐竜と対峙「本当に氷河期みたいだ」

 tomosakiさんは21歳の学生さん。写真歴約2年にしてフォロワー数5.2万を抱える人気アカウントの主です。

 話題の写真を撮影したのは2月18日深夜1時ごろのこと。福井地方気象台は17日から18日にかけ、「北陸地方の上空5000メートル付近には、氷点下33度以下の強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となっています」と発表していました。18日午前5時の積雪は福井市内で約25cmを記録。以前から地元では、雪が降ると駅前の恐竜が氷河期のようになるという噂があり、この日は狙って撮影に出かけたといいます。

 tomosakiさんに話を聞きました。

 ーー雪降る夜に恐竜と対峙(たいじ)。どんなことを考えながらシャッターを押しましたか?

 「福井の中心部で一人で撮影しており、本当に氷河期にタイムスリップしたみたいだ…と考えながら撮影していました」

 ーー使用した機材や、編集用の現像ソフトは?

 「機材はNikonZ5、レンズは純正の24-200mm。現像はアプリ版のLightroomです」

 ーー写真が大変注目されています。

 「福井は他県とくらべると知名度が低いですが、福井に行きたいとたくさんの方から声をいただきました。福井を認知していただけたのは大変うれしく思います。これからも地元福井の良さを知っていただけるよう福井を発信し続けたいです。見ていただきありがとうございました」

 ーー福井が好きなんですね。

 「自然が暮らしに密接しているところが好きです。無駄なものがまわりになく自然と近いため、田舎の素朴な美しさであったり、日常の絶景に気付くことができます。とても大好きです。福井はいいところなので、ぜひコロナが落ち着きましたらお越しください!!」

県担当者「とてもきれいな写真」

 恐竜のモニュメントは2015(平成27)年、北陸新幹線金沢開業を受け、JR福井駅の西口駅前広場に設置されました。フクイラプトル、フクイサウルス、フクイティタンの3体。いずれも実物大で、1番大きなフクイティタンの高さは最高約6mもあります。日中は動く演出、夜間はライトアップなど、福井の玄関口で「恐竜王国・福井」をアピールしています。

 今回の反響は福井県庁にも届いているのでしょうか。

 担当する福井県ブランド課の担当者に話を聞くと「ツイッターの話題は存じ上げております」とした上で、「とてもきれいな写真でした。写真の良さが反響の大きさにもつながったと思います」とtomosakiさんの写真を絶賛。「福井をいろんな方に知っていただける機会になりました。『恐竜といえば福井、福井といえば恐竜』をアピールできれば」と喜びました。

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