木梨憲武さん、長く続いた冠番組に「僕は感謝しかない」 京都で始まる個展の内覧会に気さくに登場

黒川 裕生 黒川 裕生

とんねるずとして活躍する一方、画家の顔を持つことでも知られる木梨憲武さんの絵画やドローイング、映像、オブジェなど自由な発想で生み出されたアート作品約200点を紹介する「木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-」が2月16日から、京都文化博物館(京都市中京区)で始まります。2018年の大阪会場を皮切りに、自身2度目となる全国美術館ツアー。15日に実施された内覧会で木梨さんは「大好きな京都で開催できることは、大変嬉しく、また光栄に思っています」と笑顔を見せました。

アトリエを持ち、画家としても活動している木梨さん。1994年に「木梨憲太郎」名義で開催した初個展「太陽ニコニカ展」から、国内での個展は今回で9回目。開催会場は延べ30カ所目になるといいます。ニューヨーク(2015年)やロンドン(2018年)でも個展を開くなど、アートの分野でも活動の幅を広げています。

内覧会では報道陣に対して気さくに応じる木梨さんの姿が印象的でした。司会者が終了を告げても「いや、まだいいですよ」と質問を促したり、フォトセッションでは「どうせ1枚しか使わないんでしょ?」と笑いながらも嫌な顔ひとつ見せずに何度もポーズを取ったりしていました。

冠番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」が終了し、相方・石橋貴明さんの「テレビから戦力外通告を受けた」という言葉を踏まえての質問が出ると、「その話題ですか。後で2人で話しましょう」と一度は笑わせつつ、「あの番組をやらせてもらったことには僕は感謝しかないですよ」と明るく語りました。

会場には富士山をモチーフにした力強い作品、ニューヨークやパリなどの街角を描いた風景画、日用品やお菓子のパッケージなど身近な素材で制作した「フェアリーズ」シリーズなど、木梨さんの多才かつ多彩な一面が垣間見える作品が一堂に。「毎回会場ごとに作品の見え方が変わる。展示方法を決めるために会場に来るのが一番の楽しみです」と木梨さん。「コロナ禍で大変な日々が続いていますが、僕の作品には明るいものが多いので、皆さんにも伝わるものがあればいいなと思います」と話していました。

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【展覧会名】 木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-

【会 期】 2月16日(火)~3月28日(日)

【会 場】 京都文化博物館 4階・3階展示室(京都市中京区三条高倉)

【開室時間】 午前10時~午後6時(金曜日は午後7時30分まで)

       ※入室はそれぞれ閉室の30分前まで

【休 館 日】 月曜日

【公式サイト】http://www.kinashiten.com/

【一般の問い合わせ】 京都文化博物館 075-222-0888

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