ゲーマーのための毛布爆誕!もう布団から出なくていいや… 実はテレワーカーにも愛用者多数

鶴野 浩己 鶴野 浩己

ゴロ寝ゲーム中も首肩ぬくぬく

立春が過ぎたとはいえ、体感としてはまだまだ冬。冷え込む夜、ベッドで毛布にくるまりながらスマホゲームをしていると、露出した肩や腕に容赦なく冷気が襲ってくる。

「もっとぬくぬく快適に、心ゆくまでゲームを楽しみたい!」

そんなゲーマーの切実な夢を叶える毛布が登場した。ビーズ(大阪府東大阪市)のゲーミング家具ブランド「バウヒュッテ」が昨年12月に発売した「ゲーミング毛布 わたタンク」だ。

毛布にくるまったままスマホを操作できるよう、独自設計のアームホールを搭載。凍える夜も、首まですっぽり毛布に覆われながら腕だけを出してスマホゲームを楽しめる。2枚合わせの毛布の内側には吸湿発熱効果のある機能性繊維を使用し、中には蓄熱綿を含む中綿を1kgたっぷり充填。幅160cmと一般的なシングル毛布より大判なので、寝返りを打っても体がはみ出しにくいのもポイントだ。

購入者からは「ネタとして買ったけれど、想像以上に温かい」「ゲーム中の上半身が快適すぎる」といった声が寄せられている。

 秘密基地レイアウトがTwitterで拡散

この夢のような毛布が生まれるきっかけとなったのは、ゲームを愛するユーザーたちの声だ。

「デスク秘密基地化計画」をコンセプトに掲げるバウヒュッテは、これまでにデスクやデスク周辺アクセサリなど、約35種のゲーミング(ゲーム専用)家具を開発しており、それらを組み合わせることでゲーマー憧れの“手の届く範囲に必要なモノがそろう”という、ゲーミングレイアウトを提案してきた。

2020年3月には、寝具を含むレイアウト例をWeb上で初提案。当時は寝具系商品を展開していなかったため、使用した寝具はサンプル商品だったのだが、そのレイアウトがTwitter上でバズった。

「国内外で3万リツイート、10万を超えるいいねが付いて、『この寝具を発売してほしい』という声がたくさん寄せられました。寝具系の商品開発は計画されていましたが、この反響が後押しになって開発を進めることになりました」(商品企画部:八巻信さん)。

“ゲーマー揃い”という開発チームがそこで一番に考えたのは、「いかに快適にゲームを楽しめる寝具を作るか」。ゲーマー目線の「これがストレス」を突き詰めて生まれたのが、どこも冷気にさらされないゲーミング毛布だ。

カラーラインナップは、ゲーム機器ブランドでよく使われる黒、赤、青、緑の4色を用意。

もちろん、同ブランドが展開する他のゲーミング家具と組み合わせれば、ゲーム、食事、睡眠などをベッドの上で完結できるゲーマー秘密基地が完成する。

頭寒足熱効果で集中力もアップ!?

スマホゲームユーザー向けに開発されたゲーミング毛布だが、八巻さんによると、最近は「ゲーミングチェアと併せて使うと、スマホ以外のゲーム中も快適」といった声が増えているという。

ゲーミングチェアとは、同ブランドが発売するゲーマー向けに設計された椅子。135度までのリクライニング機能付きなので、ゲーミング毛布をブランケットのように併せて使用すると、暖房をつけていない部屋でも楽な姿勢でぬくぬくゲームが楽しめるという。

「ほかにも、『ダメ着』という着る毛布シリーズや、幅100cmの『洗えるロングピロー』との組み合わせもおすすめです。ダメ着とゲーミング毛布を組み合わせれば、冬のゲーム中の寝落ちも怖くありませんよ」。

そのあまりの快適さに「これは人をダメにするやつ」との声も多いというゲーミング毛布だが、実はゲーマーだけではなく、テレワーカーの愛用者も多いのだとか。

「快適な環境でパソコン作業がしたいというニーズは、実はゲーマーもテレワーカーも同じ。そういう意味では、在宅勤務との相性も非常に良い商品だと思います」。

確かに、光熱費節約や換気のためにエアコンを切っていても、毛布に体が包まれていれば寒さに怯えることはない。むしろ、頭寒足熱効果で仕事への集中力さえ増しそうだ。

「これからも、ゲーマーはもちろんのこと、いろんな方にとっておうち時間がワクワク快適になるようなモノづくりをしていきたいと思います!」。

 

https://www.bauhutte.jp/product/bhb1600/

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