シヤチハタ印に猫のしっぽが生えた!?超ロングセラー商品「ネーム9」の専用パーツが人気

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 「シヤチハタ」と聞いて思い浮かぶのは朱肉なしでも繰り返し使える認め印ではないでしょうか。しかしシヤチハタは企業名。朱肉不要のハンコの正式名は「ネーム9」です。

「シヤチハタ印」にしっぽが生えた!?

 ネーム9はシヤチハタ(名古屋市西区)が1968年に発売し、累計出荷本数は1億8千万本(2019年時点)を超えるロングセラー商品です。どちらかというと無骨な黒いボディーですが、一瞬で猫の姿に変身する専用パーツがあるんです。

 2018年12月に発売された「ネーム9 着せ替えパーツ おめかしっぽ」。ホルダーとキャップカバーをつけるだけでかわいい猫の姿に変身します。テーブルや棚などにキャップを下向きに置くと、猫のしっぽがピンと立ちます。すぐそばで猫の分身が見守ってくれているようです。

 猫人気に注目した同社は社内外でリサーチ。「猫はしっぽのフォルムなど猫そのもののシルエットが人気なのではないか」という結論に行き着き、「猫をモチーフにしっぽをつけたネーム印ケースでオフィスの癒やしに」という願いを込めて開発したといいます。

 発売以降、SNSでは「猫好きにはたまらない」「きゃー可愛い」「愛くるしいー!」「名前もかわいい」「玄関でもインテリアになる」等、猫好きさんたちを中心に盛り上がりが続いています。

 デザインは人気の柄から厳選したクロ、シロ、ミケ、キジトラ、サバトラ、茶トラの6種類。各800円(税抜き)。

「シャチハタ」じゃなくて「シヤチハタ」

 同社社名表記は「シャチハタ」ではなく「シヤチハタ」。2文字目の「ヤ」は小文字ではなく大文字です。社名には名古屋城の金のシャチホコが由来していました。

 1925(大正14)年、舟橋商会として創業。インキを補充せず連続して押印できる画期的な商品「万年スタンプ台」の販売をスタートします。

 1930(昭和5)年 、日の丸の旗に名古屋城のシンボルのシャチホコをあしらったシンボルマークが誕生。当時のデザインを見るとイラストの上下に「鯱旗印」「シヤチハタ印」の文字が添えられています。

 1999(平成11)年、シヤチハタ株式会社に社名変更し、現在に至ります。

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