白米は太らない! あの120万部ベストセラー「やせたい人は食べなさい」が令和時代に復刊

山本 智行 山本 智行

 ”美白の女王”として知られた美容研究家の鈴木その子さんが著した昭和のベストセラー「やせたい人は食べなさい」が令和の時代に甦り、20日に「鈴木その子式やせたい人は食べなさい。」(1400円+税)が出版される。その子さんのDNAを引き継いだ株式会社「SONOKO」(東京・銀座、宇田川裕昭代表取締役社長)が最新の科学に基づき、40年ぶりに改訂したものだ。

 初代の「やせたい人は食べなさい」は1980年に刊行され、120万部のベストセラーとなった。今回の令和版は、これをベースに現代の生活環境や食習慣などを鑑み、新たに書き下ろしたものだ。

 2000年に68歳の若さで鈴木その子さんが亡くなって、すでに20年以上。しかし、その子さんのメソッドと遺志は株式会社「SONOKO」に受け継がれていると宇田川裕昭代表取締役社長は言う。なかでも、中心になっているのが、その食養理論。多くの人々に信頼され、ダイエット、美容、健康面などで全面的に支持されている。

 「現在では、様々なライフスタイル変化に伴うお客様のニーズに対応するため、鈴木その子式食養理論に基づいた献立メニューを増やしました。今期はコロナ禍で自宅で食事をされる方が増えた影響もあり、献立カテゴリーの売上は前年比112%と堅調に伸びております」

 また、SONOKOから販売されている2カ月集中の「8週間ダイエット献立セット」も好評とか。平均で体重マイナス5.9キロ、ウエストマイナス9センチのダイエット効果があると医学誌に掲載され、第三者機関によるエビデンスを取得している。

 今回の令和版は鈴木その子さんが今日に残したメソッドを、各々の専門分野に科学的なデータや客観性を加えてアップデートしたもの。以下のように5章からなる。

1章 糖質制限は「体がやつれるダイエット」
2章 多くの人が陥りがちな「カロリー制限の罠」
3章 やせやすく、代謝のいい体になるには「白米食」
4章 運動してもやせられない
5章 健康な体づくりは一朝一夕にはならず

 読んでみると「白米は太るは誤解です、大切なのは正しく食べること」とか「世の多くの減量法はやつれる不健康なダイエット」「食べる量を減らしても人間はやせられない」「ゼロカロリー食品こそダイエットの天敵」「間違ったダイエットは体に燃えカスを残す」など、ドキッとするような言葉がちりばめられている。

 この書籍ではこのように様々なダイエット法にも触れ、その上で現代のライフサイクルのなかでどういった食生活を取り入れると健康的にやせることができるかを解説。また、東京ビジネスクリニック院長の内藤祥さん、スポーツ医学アドバイザーの土屋未来さん、ヨガインストラクターの豊西有貴さんらが寄稿している。

 コロナ禍のいま、食事面にはこれまで以上に気を配りたいもの。ダイエットはともかく、ストレスによる暴飲暴食だけは何としてでも避けたい。

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