雪ふりつむ夜の温泉街が絵画のよう…本気だしてきた冬の温泉街が美しすぎると話題 写真の撮影者に聞いた

山本 明 山本 明

 雪の夜に白々と輝く銀山温泉(山形県・尾花沢市)の写真がSNSで大きな注目を集めています。「早くも冬の銀山が本気出してきた。」という文言とともに、12月22日、Twitterにこの写真を投稿したのはKurizaki(@_taka_21)さん。28日現在、こちらのツイートは3.1万リツイートと16万いいね、がついています。

 投稿には「本気で美しすぎる」「これ、写真なんですね……綺麗すぎて絵かと思った……」などの他、外国語でも賛辞の声が寄せられました。Kurizakiさんは宮城在住、東北を中心に写真を撮影しています。約3年前からカメラを始め、本業があるため撮影するのは、基本的には平日の夜か土日なのだそう。銀山温泉へはカメラを始めた年から毎年行っている、とのことで詳しいお話をうかがいました。

――今、このタイミングで撮影した理由は?

 今年は去年に比べ圧倒的に積雪量が多く、良い写真が撮れるだろうと思い、撮影へ向かいました。アングル、構図に関しては温泉街の入り口にある橋の上から撮っているのですが、ここへ訪れる方々にとってはこの橋の上から撮るのは定番となっています。

 定番構図なので、あとは写真の色味や雪の降り方などによって見え方が変わってくるのかなと思います。もちろん、その他にも色々違いはありますが、私はいつも人に喜んで見てもらっている表情を想像しながら、撮影するように心がけています。

――非常に美しい瞬間を捉えています。

 (撮影時の)手応えに関しては雪が多く積もっていて、適度な量の雪が降っている…この時点で好条件なので、写真も良くはなるだろうなと感じました。

――撮影に使用した使用した機材、時間帯、撮影方法を教えてください。

 カメラはSONY α7R II、時間は20時頃、三脚、ストロボを使用しています。SS(シャッタースピード)8秒、ISO感度125、F値9、ストロボを間隔を分けて2回発光して撮影しました。

――多くの人がこの写真に心を動かされ、大きな反響を呼びました。

 まず、これはいつも見て頂いているフォロワーさんのお陰だと思っています。フォロワーさんが拡散してくれたことが起爆剤となり、広まったので。(結果として)私の写真が良かったとは言って頂きましたが、フォロワーさんがいなければ、こんなにも多くの方々に見て頂くこともありませんでした。本当に感謝しています。大きな反響に嬉しい気持ちもありますが、何よりも撮影への意欲、モチベーションが上がりました。これからの写真も引き続き楽しみながら撮っていきたいと思います。

――今後はどんな写真を撮りたいですか。

 今は主に風景やポートレートを撮っていて、この2つをこれからも続けていきたいと思います。撮影の抱負というより、レタッチの技術を上げていきたいと思っています。

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