突然ですがみなさん、「モノを数えるとき」って、どうやっていますか? 日本では「正」という字を使って、5ずつ区切って数えていくことが多いと思いますが、実はいろいろな方法があるようですよ。ほかの国での数え方を紹介する投稿が、Twitterで話題になっていました。
投稿したのは、デザインなどのお仕事をされている会社員・萩原幸也(@onipro)さん。「なんとなし役に立ちそうな画像です」とのコメントとともに、「世界の画線法」を紹介する図版をアップしました。画線法とは「線を引いて数を表現する方法」のことだそうですが、図版によるとほかの国ではこんな方法を使っているといいます。
・日本だけでなく、中国、韓国でも「正」の字を使う
・ヨーロッパや北アメリカでは縦線を4本引き、5で斜め線を引く
・スペイン、アルゼンチン、ブラジル。チリでは、1から4で四角を描き、5で対角線を引く
…この投稿を見た人たちからは、「(このような数え方が)正の字じゃないにせよ、世界中にあるのか」「どの国でも5で区切るんだなぁ」「勉強になります」といった声が続々と。「5画でかけるものであれば、実はOKなのだと発見があります」と感じた人もいて、「☆」「田」など、自分が使っている数え方を紹介する人もいました。
◇ ◇
投稿した萩原さんにお話を聞きました。
―国が変わると数え方がこんなに変わるんですね…。
「もともとは海外のサイトでまとめられていたのを見まして、興味が湧いて調べてみました。地域の特性もありながら、5で区切るという共通点もあって面白いなと思い、投稿しました」
―みなさんの反応を見られて、どのように感じられましたか。
「多くの方が同じように興味を持ってくださったことに驚きました。江戸時代の日本では“玉”と書いて数えていたなど、いろんな情報が入ってきました。海外からも反応がありまして『自分の国ではこの方法です』と教えていただきました」
―萩原さんはこの3つの方法のうち、どれが一番便利だと思いましたか。
「見慣れていない『四角に斜め線を入れる方法』はしっくりきてなかったんですが…実際に使われている方から『一筆書きで書けて便利』と教えていただき、納得しました」
―そういえば、ほかにも役に立ちそうな画像として「世界の巨像の大きさを比較する」画像を投稿されていますね、
「画像だと、文章や映像に比べて、情報をすばやく伝えることができます。新しい発見のある面白いネタがあれば、今後もつくってみるかもしれません」