まさにモンキー・マジック!? アマチュアの音をプロ品質に ゴダイゴのスティーヴさん音作り支援

あの人~ネクストステージ

黒川 裕生 黒川 裕生

せっかくなので、ここからは少し取材のこぼれ話を。

阪神・淡路大震災があった1995年1月17日、スティーヴさんはハワイに住んでいた。地震発生から4日ほど経った頃、神戸で宣教師をしていた友人から「家に20人くらい避難してきている。全然寝ていない。余震が怖い」と緊迫した様子の国際電話があり、「これはただごとではない」と即座に飛行機で日本へ。トイレットペーパーや毛布などありったけの支援物資を大型バンに詰め込み、大阪から24時間かけて神戸入りした。

「神戸では支援物資の仕分けや水の配達、瓦礫の撤去などを手伝いました。ボランティア活動に参加した1カ月ほどの間、風呂に入れたのは3回だけでした。何事もなかったかのような大阪の光景とのギャップは、今でも強烈に覚えています」

ゴダイゴのライブはステージからニンニク臭が…?

ゴダイゴ初期はライブ会場の音響も担当していたため、毎回リハーサルでは延々とホワイトノイズを流し、神経を削りながら音を細かく調整した。「もう、これがしんどくてしんどくて。ニンニクエキスを浴びるように飲んでどうにか乗り切っていました」

他のメンバーもこのニンニクエキスを気に入って飲んでいたため、嘘か本当か、当時のゴダイゴのライブは「ステージからニンニク臭がする」と噂されていたとか。

2021年の活動予定

ゴダイゴは2021年、ライブを予定している。今年5月に68歳で亡くなったギタリスト浅野孝已さんの追悼の思いも込めたステージにしたいという。

さらにスティーヴさんは、これまでゴダイゴとして出した傑作アルバムの数々を自身の手でリマスターして再発する計画も温めているそうだ。

■ゴダイゴ公式サイト http://godiego.co.jp/godiego/

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