えっ、空飛ぶまんじゅう?!華麗に羽ばたく文鳥を撮った…はずが、まさかの姿 ネットも騒然

広畑 千春 広畑 千春

 夏です。空を飛ぶ未確認飛行物体に心をときめかせながら夜空や望遠鏡、カメラを覗く人も少なくないのでは(今の時代少ないかも)。そんな中、あるお家に現れたのは「空飛ぶおまんじゅう」でした。しかも真っ白な…これは大福?羽二重餅???

 正体は「去っていく白文鳥」。ツイッターユーザーの「harukas*( •ө•)4羽の文鳥と」(@puredrive0104)さんが先月30日に投稿したその衝撃的な写真には、2日余りで22.2万以上のいいねが寄せられ、「和菓子」「空飛ぶゆり根にしか見えない」「炸裂したポップコーン」…と話題を呼んでいます。

 アカウント名の通り、4羽の文鳥を飼育するharukasさんに聞きました。

―もう長く文鳥を飼っておられるんですか?

「子どもの頃に文鳥を飼っていて、その後『いつかまた』と思っていたのですが、大人になってやっと飼える環境になったのでお迎えしました。飼育歴は合わせて7年くらいですね。文鳥を飼うようになってから、昔取得してしたまま放置していたツイッターのアカウントを、文鳥用に再開しました」

―見事な一瞬ですが、どうやって撮られたんですか?

「文鳥を飼い始めてからカメラを触るようになったので歴自体は3年ほどです。機材はNikonのミラーレス一眼レフ(z6)に60mmのマクロレンズをつけていることが多いです。今回の設定はマニュアルモード、シャッタースピードは1/1600です。飛ぶコースを予想してあらかじめピントを合わせた状態で待機、飛んだらシャッターを押す、というスタイルで撮りました」

―「飛ぶコースを予想」なんて神技では…。しかもピントもバッチリです。

「実は、出発点と目的地がいつもほぼ同じ(ケージと私の手の往復)なのでだいたい通る道筋が決まってくる感じですね。これは、毎日暮らしているとなんとなくわかるという感じでしょうか。私もピントはなかなか合わなくて、見切れていたり、ピンボケなど日常茶飯事で、撮れることのほうが少ないんです。なので、今回撮れたのはとてもラッキーでした」

―他にも「こんな姿だったの?!」という数々の写真が。でも被写体は白文鳥が多い?

「ええ。この子は『ピコ』という名前で、3歳半のオスなんですが、飛ぶのが他の文鳥と比べるとあまり得意でないです」

―え。鳥なのに、下手とかあるんですか?

「そうなんです。ピコは上手な子みたいに、猛スピードを出したり、複雑な飛び方をしたりしないため動きの予測がつきやすく、また、性格的にも甘えん坊で飼い主に向かって飛んでくることも多いので、撮れるチャンスに恵まれているというのはあるかもしれませんね」

―ちなみに、他の子たちはどんな性格なんですか?

「桜文鳥(オス3歳)自立している▽桜文鳥(メス6歳)文鳥には心を開かない▽シナモン文鳥(オス2歳)やんちゃで喧嘩っ早い―という感じです」

―メス文鳥さん…紅一点なのに! そんな文鳥の魅力はどんなところでしょう?

「彼らはとても表情が豊かで、本当に毎日一緒にいると楽しいです。その瞬間を一枚でも多く残せたらと思っています。鳥を飼っているというとまだ『インコ?』と聞かれることが多いですが、最近SNSで文鳥人気も高まっていますし、文鳥を飼っている方にも、そうでない方にも、少しでも文鳥の魅力が伝わったなら嬉しいです!」

 そんなharukasさんは、いつもすぐに写真が撮れるよう、普段からカメラはしまいこまず近くに置いているのだとか。もちろん、撮影が文鳥たちの負担にならないよう心がけているそうです。その甘~い優しさが、こんな一瞬を切り取らせてくれるんでしょうね。大変、おいしゅうございました!

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