小6の「将来就きたい職業」…男の子で「大工・職人」が3位に!? DIYをテーマにしたテレビや動画の影響か

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株式会社クラレは、今春小学校を卒業した子どもとその親を対象に、「将来就きたい職業」と「就かせたい職業」のアンケート調査を実施し、7月7日結果を公表しました。男の子が就きたい職業の1位は、昨年に続き「スポーツ選手」でしたが、3位には「大工・職人」が入ったといいます。同社は「DIYをテーマにしたテレビ番組や動画配信は子どもにも人気で、ものづくりを職業にしたいと考えるきっかけになっているのかもしれません」と説明しています。一方、女の子が就きたい職業は、「保育士」が1位となりました。また、2位「看護師」、4位「医師」、5位「薬剤師」などの医療職が、いずれも順位を上げたといいます。

同社は小学6年生と新小学1年生の将来就きたい職業と親の就かせたい職業を、継続して調査しています。今回の調査は2020年3月に小学校を卒業した小学校6年生の男の子とその親各478人と、女の子とその親各543人に対して行われました。その結果、下記のような特色が見られたといいます。

【男の子】「スポーツ選手」が1位…野球が僅差でトップ

1位は昨年同様「スポーツ選手」でした。内訳を見ると、野球が35.0%でサッカーの33.8%をわずかに上回り、一番人気でした。eスポーツは5.0%で、野球、サッカー、バスケットボールに続きました。

▽「医師」「大工・職人」「警察官」が過去最高順位に

2位には「医師」が入りました。「医師」は女の子でも順位を上げており、男女問わず人気を集めました。また、3位に「大工・職人」が、6位には「警察官」が入り、この3つは過去最高順位となりました。

▽男の子の保護者は…「公務員」が1位

男の子の保護者が子どもに就かせたい職業は、昨年に続き「公務員」が1位となりました。子どもの調査では近年順位を下げている「エンジニア」ですが、保護者では2位に入りました。「医師」は保護者でも順位を上げ、初めて3位に入りました。

【女の子】「保育士」が4年ぶり1位、健康を守る仕事にも関心

昨年は、1位「教員」、2位「保育士」と子どもと関わる職業が上位を占めましたが、今年は「保育士」が2016年以来の1位となった一方、「教員」は6位に順位を下げました。代わって、2位「看護師」、4位「医師」、5位「薬剤師」と上位5つのうち3つを医療職が占めました。同社は「人の健康を守る仕事に関心が高まっているようです」としています。

▽女の子ならではの職業にも注目

3位には「パティシエ・パン屋」が入りました。やや順位を落としたものの、8位「美容師」、12位「デザイナー」も男の子の上位には入らない職業といい、同社は「かわいいもの、美しいものを作りだす仕事に、女の子は憧れを抱くようです」と説明しています。

▽女の子の保護者は…医療職が上位を占める

女の子の保護者が就かせたい職業の1位は、昨年に続き「看護師」でした。2位には安定感のある「公務員」が入りましたが、3位から5位はすべて医療職となりました。

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