コメディ初挑戦の文音、120%の全力で“過労”初体験 父・長渕剛の反応は?

石井 隼人 石井 隼人
コメディ映画で新境地開拓の文音(撮影:石井隼人)
コメディ映画で新境地開拓の文音(撮影:石井隼人)

長渕文音として、2008年10月公開の映画『三本木農業高校、馬術部 〜盲目の馬と少女の実話〜』で女優デビュー。女優として評価を得たものの、2012年9月に演劇を勉強するためにニューヨークへ約1年半留学。2014年から「文音」として再スタートを切った。

撮影中に思い出したのは、ステップアップのために渡米し通ったニューヨークフィルムアカデミーでの日々だった。「演技の先生から『本人としては一生懸命やっているのに、それが空回りしてしまう様が面白い。それこそコメディだ』と教わりました。私も結子というキャラクターを理解し、一所懸命空回り。1年半の留学経験は無駄じゃなかったと改めて思いました」。だからトップギアで駆け抜けることができた。

吹っ切れたような顔面芝居も秀逸で「事前に表情筋を動かす練習はしましたが、そこに感情が乗らないと面白くない。変顔シーンは気持ちを大事にしたうえで、顔に反映させました。難しかったけれど、妥協せずに120%でぶつかれば結果は出る。とんでもない芝居の化学反応を多くの人に観ていただきたい」と期待を込める。

両親である長渕剛(63)と志穂美悦子(64)も本編完成後、すぐに観てくれた。「普段からうちの両親は全然褒めません」という文音だが『芝居としての課題はあるけれど頑張りは認める』という感じでした。お母さんは『ケラケラ笑ったよ!』と言ってくれました」と親であり先輩でもある二人の言葉がなによりもの励みだ。

新型コロナウイルスの影響で世界に暗い影が落ちることなど、撮影中は露ほども思っていなかった。反面、そんな世の中だからこそ観てほしいという思いも強い。「皆さん大変な状況にはあると思いますが、笑うことは必要だと思います。マスクをしながらちょっとでも笑っていただき、暗い気持ちを吹き飛ばしてもらえたら嬉しい」と文音は願っている。

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