「これぞステイホームに!」難しすぎて放置の人続出パズル…完成したの?ある家族の7日間の挑戦

太田 浩子 太田 浩子

 外出自粛の要請を受けて、今年のゴールデンウィークはSNSに、さまざまな「おうち時間」が投稿されました。そんななか、ゴールデンウィークも折り返しという日に「草間彌生のパズル激ムズすぎワロタ(家族がかりで四日目)」と、完成までまだまだ時間がかかりそうなジグソーパズルの写真がツイートされて話題になりました。

 黄色と黒のみの1000ピースのジグソーパズルは、見るからに難易度が高そう! このパズルは、現代アート作家・草間彌生さんの代表作のひとつ「A PUMPKIN」というファンの多い作品がもとになっています。

 「これは大変そう」「難易度高い(笑)」「これぞステイホーム向けのゲーム」「達成感ハンパないでしょうね〜」「外枠できただけで、すでに凄い」「やりたい!!」「すばらすばら、家族の絆も深まりますね!」「これ欲しいけど激ムズそう 完成できる気がしない」とリプライが集まりました。

 また、すでに持っている人からは「私はかぼちゃから派でした、、外側難しすぎて購入してから早2年経ってます」「我が家も、五人がかりで2週間かかりました」「先輩!うちは高一息子がステイホームのお供にしてまして同じく外枠から。次は縦にかぼちゃ中央攻めですね!千ピースという数以上に草間弥生さんが凄すぎ」「やっぱ難しいですよね…額縁まで揃えたのに挫折したまま2年くらい経ってます\(^o^)/」と、出来上がらずに放置している人のコメントが続出。

 投稿したRichiter(@Richiter)さんは、4日目以降も進捗をツイート。ゴールデンウィーク中の完成は無理では…?という状況からラストスパートで追い上げ、7日間で完成となりました。Richiterさんに聞きました。

 ──ゴールデンウィークにしようと思ってパズルを買ったのですか?

 いいえ、2018年12月頃に京都で開催されていた草間彌生さんの展覧会で、かぼちゃの絵に惹かれた姉が購入しました。絵のレプリカは高額だったため、ジグソーパズルなら完成させれば絵として飾れるのではないかと思ったそうです。実は2017年の六本木の展覧会から購入を迷っていたようです。

 ──京都はフォーエバー現代美術館コレクション「草間彌生 永遠の南瓜展」の時でしょうか。それで2年放置の方が多いんですね(笑)。

 購入してから開封することなく時間が経過していました。新型コロナウイルスの影響で、姉の仕事が自宅待機となってしまったので、3月頃から姉ひとりで挑戦してみたもののすぐに断念。GWに突入したため、姉が家族に手伝ってもらおうと提案した結果、家族総出(両親と姉と私)でパズルに取り組むことになりました。

──ちなみに、だれが一番がんばりましたか?

 最終的に皆がんばっていましたが、一番がんばっていたのは父親だと思います。父親はパズルゲームなどが大好きで、日頃からクロスワードパズルなどもやっており、ジグソーパズルも一番がんばってやっていたと思います。

 ──外側の網目の方が難しいというリプもありましたが?

 網目も確かに難しかったのですが、かぼちゃ本体も同じような模様が連続するため、周りの網目の完成による達成感も束の間、すぐに心が折れそうになりました。

 ──お察しします(笑)。その分、完成したときは盛り上がったのではないでしょうか?

 残りのピースが少なくなってからは、1カ所ピースをはめるのに費やす時間が少なくなり、次々とピースがはまっていったため、ゴールに向かっているという熱量が上がってきているというのを強く感じました。

 最終ピースがはまったときの達成感は本当にすごく、家族全員で大喜びしました。
 6日夜の段階で、GW中にはさすがに終えるのは無理なんじゃないかと思っていたため本当に感動しました。

 ──なんだか盛り上がりが伝わってきます! 完成したパズルはどのように?

  糊で固めて当初の計画通り姉の部屋に飾ってあります。

 ──放置にならずに飾れてよかったです。ツイートが話題になりました。

 何気ないツイートだったため、ここまで伸びるとは思っていませんでした。バズるという経験も初めてだったので、変なテンションになってしまったのは確かです。おかげでGW中に完成させなければ!という使命感にかられたため、バズらなければパズルは完成しなかったかもしれませんね(笑)。

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