頑張れレイ!ありがとうJJ!お疲れレイア!「スター・ウォーズ」西日本初の応援上映ルポ

黒川 裕生 黒川 裕生

映画の上映中に客席から大きな声援を送ることが認められた新しい形の鑑賞スタイル「応援上映」。ここ数年、各地の映画館が作品ごとに独自の応援上映企画を展開する中、現在大ヒット中の「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の応援上映が1月31日夜、大阪のTOHOシネマズ梅田で開催された。「スター・ウォーズ」シリーズの応援上映は、西日本では初めて。劇場には熱心なファンが集結し、シリーズ1作目から42年にもわたって紡がれてきた“伝説”の完結編に、積年の思いを声に出して伝えた。

上映開始前のロビーでは、キャラクターのコスプレをしたファンが即席の撮影会を楽しんでいた。ダースベイダーに扮した58歳の男性は「1作目の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が公開されたのは高校1年のときだった。最初に見た衝撃が大きすぎて、今もそれが続いている感じ。静かにじっくり見たい気持ちもあるけど、初めて経験する応援上映も楽しみです」。中学生の頃から「スター・ウォーズ」が大好きだという22歳の男性は、この日が11回目の鑑賞。「応援上映は東京の方ですでに実施されていて、羨ましかった。みんなで盛り上がりながら見られるのが嬉しい」と声を弾ませた。

……ドジャーン!

客席の照明が落ち、スクリーンにあのロゴが大写しになると、「ヒュー!」という歓声と拍手が沸いた。フィンとポー・ダメロンがちょいちょいやりあう場面では「喧嘩しないで!」と声が飛び、ライトセーバー同士のバトルシーンでは各自が持ち込んだライトセーバーをぴかぴか光らせて“参戦”。あまりにも多勢に無勢で「モー・ダメロン…」と誰もが諦めかけた局面からの×××には「うおお」と熱いどよめきで応じるなど、ファンは思い思いのスタンスで「スター・ウォーズ」の世界に没入していた。

エンドロールでJ.J.エイブラムス監督やシリーズの完結を待たず2016年に亡くなったレイア役のキャリー・フィッシャーの名前が出ると「ありがとう!」という温かい声と拍手が起きていた。

なお、本作の応援上映は2月7日にも全国のTOHOシネマズで開催予定。関西はTOHOシネマズ梅田、なんば、二条、西宮OS、くずはモール。実施時間は劇場によって異なる。

https://www.tohotheater.jp/event/starwarsskywalker-ouen0207.html

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