まるで「別にゃん」…夏と冬でモフモフ感が変化する不思議な猫

佐藤 利幸 佐藤 利幸

長毛種の猫を飼っている飼い主で、苦労するのが毛のお手入れ。毎日ブラッシングしないと、すぐに毛玉ができてしまう。しばらく放置すればささくれ状の毛はお互いもつれて引っかかり、なかなか取れない毛玉となる。筆者は3匹の長毛種を飼っているのだが、3匹分の毛玉を取る→ブラッシングで休みの日がつぶれることも。そして真夏になると、見るからに暑苦しく、バリカンを使ってサマーカットを施している。

そんな苦労とは無縁で寒くなると長く伸び、暑くなると短くなる、自然に衣替えするトリマーいらずの猫がいるとSNS上で話題になっている。無重力猫ミルコのお家@ねこ休み展さん(@ccchisa76)が先月27日にTwitterに衣替えのビフォーアフターを画像を添えて「夏から冬へ。衣替え (注)同じ猫です」と投稿した。

これにはたくさんの反応が。
「え!自然に夏は短い毛になるんですか?」
「別にゃん。。。」
「キュート→ゴージャスに変身するのですか 2度おいしい」
「とても同じ方だとは思えません~。抜けたモフモフで分身を作ったりしますか」
と、総じて驚きの声を挙げていた。

飼い主である香川県在住の瀬戸にゃんちささんに話を聞いた。猫の名前はロッケくんで、推定2歳半になるオスとのこと。コロッケ工場で保護されたロッケくんは、保護猫シェルターを経て、瀬戸にゃんちささんの元へ。他の4匹との共同生活を送っています。

――“衣替え”はいつごろ始まるのですか?

「毎日見ていると、はっきりといつから伸びはじめたのか正直分かり難いのですが、徐々に寒くなる10月後半辺りのような気がします」

――いつからこのような現象が…

「いつからと言われると一緒に暮らしはじめてからずっとですが、0歳より1歳の方が長く、1歳より2歳(今)の方が同じ冬でも長くなっている気がします」

――ロッケくんの性格は?

「引き取った時はまだ子猫だったので、推定ですが1歳にもなっていないと思います。我が家に来た当初はベッドの下にずっと隠れて人に心を開かない状況でした。また生まれつき腎臓が悪いことが判明し、毎日のように病院へ連れて行き点滴をしていたので人が近づくと怯えていました。今ではいつも私のそばにいて、仕事の邪魔がロッケの仕事というほど、甘えん坊のかまってちゃんです」

――5匹いるということですが、みんな保護猫ですか?

「SNSを通じて保護猫の事を知るようになり、もし今後新たな猫を迎え入れることがあっても、ペットショップで購入という方法はとらないと思います。家族となった5匹は皆かわいくて、値段は関係ないと思っています」

キャットクリニック・小宮みぎわ獣医師の話「猫に限らず生物には、夏は涼しく冬は暖かく、また暑い土地では涼しく寒い土地では暖かく過ごすための『適応』が見られます。野ウサギは、夏と冬で被毛の色まで変わるものもいます。柴犬は、春にアンダーコートと呼ばれる、保温のためのふわふわの毛が大量に抜けます。ですから、ロッケ君も適応したのでしょうね。それにしても、変化が激しいですね。長毛猫は3〜5歳くらいまでが一番毛吹きが良く、あとは歳をとるごとにだんだん毛量が減ってくる印象です。加齢で毛量が減るには人間も同じですね」

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