ママやパパは子どもが作るのを見て、どのような考えや想像を巡らせているかを理解できる。だから作品に愛着が湧くし、子の成長を実感する。夢中で手伝うママやパパもいて、リラックスした雰囲気の中、子どもも安心して取り組んでいる。
教室に来ていたママは「自宅でも、子どもがよくこの教室の話をする。来月も予約を入れる」。また別のママは「好きなテーマの月に予約する。体調を崩しやすい乳幼児がいるので、毎月通わなくても良いシステムは気が楽」と話す。
将来は音楽やミュージカルなどともコラボレーションして、表現する楽しみを広げていきたいというもりもとさんにとって、「親子の笑顔」が何よりの力になるという。デザイナーとしてキャリアをスタートした彼女は、ある産婦人科病院でお絵描き教室の講師を引き受けたことをきっかけに自宅で教室をオープンし、2016年に現在の教室を開いた。「子どもは可能性がいっぱい。精一杯子育てを楽しんで欲しい」と微笑む。