会場で常設展示されている万博資料もおもしろい。岡本太郎のぶっ飛んだオブジェや、パビリオンのコンパニオンのコスチュームから、ポスター、グッズまで。当時の熱気が伝わる資料が充実する。この「EXPO’70 パビリオン」の建物自体も、もとは万博の鉄鋼館。開催時に人気を集めた、音楽とレーザー光線によるショーがおこなわれた「スペースシアター」が保存されている。
また、万博記念公園にも展示の一部が残されている。エキスポタワーの一部や、池にはイサムノグチの作品、「宇宙の夢」をテーマにした噴水彫刻がある。
2025年の「大阪・関西万博」が目前のいま、70年万博を知らない人にこそ、見て欲しい展示。岡本太郎を筆頭に、当時関わった人々の熱量の大きさが感じられる。
■「1970年大阪万博ビフォーアフター」展 2019年11月2日〜12月17日 https://www.expo70-park.jp/event/34344/
■「20世紀×21世紀世界を支える人々」展 2019年11月2日〜12月2日