「RUN伴」を知っていますか 認知症の人とともにタスキをつなぎ、地域・社会とつながる列島リレー

日本では高齢化が進むにつれ認知症の人が増加し、2025年には700万人になると予想されています。毎年9月は認知症啓発月間で、中でも9月21日は世界アルツハイマーデーとして日本各地で歴史的建造物やモニュメントなどのオレンジライトアップや、講演会などが開催されています。9月だけでなく年間を通じて、地域ごとにさまざまな認知症についての勉強会や認知症カフェなど支援の輪を広げる活動が拡げられています。

私は今年は「走るのは苦手!」ということで、準備や応援を行いましたが、気持ちよさそうに走り、タスキをつなぎ、嬉しそうにゴールをする様子をみていると、少し歩くぐらいならコースにでてみようかと思いました。来年、同じ思いで一歩を踏み出す人に認知症があってもなくても、一緒に手を取って参加できると楽しいでしょう。その繋がりは、社会との繋がりです。私たちは暮らしの中で繋がり、見えないタスキを次々と受け渡し、またそれを見守り応援することで、役割や居場所を確認し、お互いのかけがえのなさを実感できるのだと思います。

認知症になってもならなくても、何歳になっても、安心して暮らせる地域社会の実現に向けて、繋がっていきましょう。

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