台風の日、天井から「砲弾」が落ちてきた! ネット騒然「これはやばい…」

佐藤 利幸 佐藤 利幸

台風19号により多数の河川が決壊、各地で甚大な被害が発生した。安倍首相は18日、台風19号に伴う農業や公共土木施設、中小企業被害を激甚災害に指定する方針を表明した。そんななか、Twitterのある投稿がネット上を騒然とさせた。ASAKO@アンドン屋さん(@yuud0c0b)が12日に「台風の影響か屋根裏にあったと思われる変な物体が天井を突き破って降ってきた」とつぶやくと、この投稿に20万以上の「いいね」がついていた。

「不発弾じゃないですか…これはやばい…」
「いやいやこれは嘘やろ 嘘って言ってくれこわい」
「信管が生きていれば爆発します」
「既に何人かおっしゃってますが、やはり迫撃砲弾のように見えますね。パッと見、信管は無いように見えますが、何が起こるか分からないので早めに通報した方がいいですね」

 ◇   ◇

写真を元自衛官でライターの平藤清刀氏に見てもらうと「迫撃砲の砲弾で間違いないと思います」と言う。迫撃砲とは、曲射火器(きょくしゃかき)というカテゴリーに分類され、砲弾を高く打ち上げて、障害物の向こう側にいる敵の上から弾を落とすための火器である。

爆発した場合は、「半径10~20メートルの範囲にいれば、破片を食らって死傷します。また至近距離にいれば、爆発の衝撃波で肉体が破壊されます」(同氏)と危険な物体に違いない。

また、なぜ屋根裏にあったかについて、考えられる理由として平藤氏は「自衛隊の砲弾なら徹底的に捜索して回収します。実弾の不発なら見つかるまで探しますから、自衛隊のものではないのは確かです。私も現職時代に、東富士演習場で、未使用の空包を拾ったことがありますし、木箱に梱包されたままの銃弾が発見される事例は珍しくありませんでした。現在は厳格になっていると聞きますが、写真で見る限り古いので、かつて無神経に捨てられていた時代のものと考えても不自然ではないと思います」と話した。

 ◇   ◇

投稿者のASAKO@アンドン屋さんは、翌13日に再び「続報が気になるとのコメントが多いので続報です 台風の影響で警察&自衛隊が動けないらしく16日に警察の生活安全課と自衛隊の方々が見聞&引き取りに来て下さるとの事です」と投稿した。「Twitterの皆様から危険性は低いって教えて頂けたので警察の方には上手く伝えれたと思います 家でノホホーンと仕事とTwitterをしてた自分より困っている方々の方が優先されるべきと思っています」と台風の被害に遭った人たちを気遣っていた。そして物騒なモノが落ちてきてから4日経った16日、無事、回収された。「さらば変な物体 アメリカ製の迫撃砲の弾だったらしいです 危険性は無いとの事で警察に回収されていきました」とASAKO@アンドン屋さんがつづると、心配していたユーザーたちも「気になってましたが、無事回収されて良かったです」「なんだか、ほっとしました。気になって仕方ありませんでした」と胸をなでおろしていた。

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