保護猫活動のため一軒家を借り、月額40万円の支出!…資金繰り困窮の夫婦が思いついたアイデアとは

山本 智行 山本 智行

 それは「遠隔里親制度」なるものだ。たとえるなら競走馬と1口馬主に近い関係。猫のオーナー兼サポーターになってもらい、預託料で運営するもの。猫が好きでも住宅事情や自身が高齢であることなどを理由に飼えない人は少なくないが、ロワやに行けばいつでも会うことができる。また、遠方や海外の人に向けては小型カメラを数台設置し、愛猫の日々の行動をインターネットで配信することも考えている。

 「これがシステム化すれば、障害のある方の雇用にも貢献でき、猫好きの方にとっても愛猫の様子をいつでもみることができる。みんなが喜ぶことができるのではないでしょうか。もちろん、譲渡先が見つかるのもうれしいことです」

 命の大切さを思うあまり、いまでは夫婦そろって肉を食べない生活を続ける。その取り組み方はどこまでも健気だ。

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