うちのペットと同じ顔に大変身! 悪夢なまでに超リアルな動物マスクに注目

川上 隆宏 川上 隆宏

 飼っている猫ちゃんが可愛すぎて、思わず「同じ顔に変身したい!」と思ったことありませんか?…そんな禁断の願いをかなえる衝撃のツールが話題になっています。超リアルペットマスク「My Family(マイファミリー)」。自宅のペットの顔を、オーダーメードで忠実に再現。こんなの被ってたら、うちの子喜んでくれるかニャー。それとも驚かせてしまうかニャー。やっぱりちょっとホラーかニャー…。

 造形作家や職人たちと一緒に商品企画を行っている新藤倫佳企画事務所が2月から販売しています。マスクは特殊メイクや特殊造形を手がけて14年になる作家が、完全手作業で制作するそうで…その出来栄えは、まるで映画にそのまま出てきそうなクオリティ。色、柄、毛の流れに、顔のふくらみやシワまで表現されていて、驚異的な完成度。海外のメディアからは「超現実的すぎて悪夢のよう」と評されています。

 制作過程の写真をみると、マスクの土台となる部分を型取りするため、原型となる彫刻をつくったり、毛を貼ったり、塗装をしたりと、いかに細かい作業が重ねられているかがわかります。 さまざまな角度か撮られたペットの写真を参考に、骨格からペットの特徴を忠実に再現するほか、 マスクを身につける人間の顔の寸法に合わせて調整するといいます。

 事務所代表の新藤さんにお話を聞きました。

 ―どんな人が購入されているのでしょう。

 「やはり、自分のペットになってみたいという方でしょうか。ペットでおそろいになることを楽しむだけでなく、イベントなどで使いたいという方も多いです。youtubeで投稿するために購入された方もいますね」

 ―ちなみにどんな動物がマスクになっていますか。

 「だいたい犬と猫で半々ですが…若干猫のほうが多いくらいですね」

 ―大変な再現度ですが、どのようなところにこだわりがあるのでしょうか。

 「犬も猫もやはり、どのように毛の色や質感を再現するかが命のように感じています。依頼される犬や猫によってマスクの作り方はそれぞれ変わりますが、その子の様子に寄せるためには、かつらの手法で毛を植えることもあるし、パーマをあてたりもします」

 ―今回のような商品を考えられたきっかけは何だったのでしょう。

 「昨年の春からオランウータンやシロサイといった、超リアルな生き物マスクのシリーズを展開しており、その発展形のようなかたちです。 一般的に、特殊造形作家は法人から受注することが多く、個人の方と直接やり取りする機会はほとんどありません。プロの作家の技術とクオリティをいろいろな方に楽しんでもらいたいです」

 ―しかし…こういうの、人間側としてはとても面白いと思いますけど、おそろいにされてしまった動物側って、どんな反応だったりするのでしょうかね。

 「びっくりする子もいるみたいですが、こちらで把握している範囲では、総じて『ふーん』といった感じで…無関心のようです。逆に記念撮影とかされちゃうので、面倒臭そうかもしれません」

 ああ、ちょっと怖いかも…と感じていたのは人間だけでよかったですね!

 価格は30万円から(税別・送料別)。製作には1カ月程度かかるそうです。

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超リアルペットマスク「My Family(マイファミリー)」https://www.shindo-office.tokyo/my-family/

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