-えっ。600万点すべてですか。というか、ヨドバシカメラって確か家電量販店ですよね。いつのまに600万点も取り扱い商品が増えているんですか?
「マンガを取り扱ったところ、反響が大きかったのが品揃え強化のきっかけです。その後は書籍、トイレットペーパーなどの日用品…といったように、お客様のニーズに応じて増やしていきました。今年4月には「リアップ」や「ロキソニンS」など、74品目の第一類医薬品の販売も開始しました。専任の薬剤師がネットでお客の健康情報を確認し、症状に合う薬を提案します」
-どのような商品がよく売れていますか。
「水、トイレットペーパーなど、持ち運ぶのに困る日用品が売れています。また、行列に並ばずにすむのでゲームソフトも人気がありますね。売り上げの比率は家電商品が2割、非家電商品が8割です」
-今後はどのような商品が増えていくのでしょうか。
「飲食、食品、酒、ジュエリーなどですね。今年4月にスポーツ用品販売で有名な「石井スポーツ」を完全子会社化しました。あわせてアウトドア商品も強化します」
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このようにどんどん取り扱い商品が増える中、民間企業の調査によるとヨドバシカメラのネット通販事業での売上高は、2017年度で1111億円に。
「売上高の構成は現在、店舗8割、ドット・コム2割になっています。早く5分5分の割合にしたいですね」と担当者は意気込みます。
また、ほかの通販サイトにはない、ヨドバシ・ドット・コムの特色として、「ヨドバシエクストリーム」というサービスがあります。対象エリアが限定されますが、ネットで注文した商品が1品から最短2時間半以内で届くというサービスです。しかも1分単位で配達予定時刻が分かったり、24時間再配達も可能というクオリティの高さです。
2016年9月から始まり、現在は東京23区と大阪・福岡など一部地域で展開していますが、「順次、対象地域を増やしていきたい」とのこと。
「こういう商品やサービスを増やしてほしい、といったお客様の声はどんどんほしいです。社内で検討しますので、ぜひよろしくお願いします!」と担当者。
えっと、何の話だったんでしたっけ…。ああ、カールが1袋から送料無料で買えるというお話でしたね。さあ、心おきなくヨドバシ・ドット・コムで注文しましょう! といいながら、1袋だけ!と思ったら欲望に負けて10袋くらいまとめ買いしちゃうんですけどね…!