連日の暑さに辟易。この異常気象と今後を占星学でみてみると・・・

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平成、令和の時代を西洋占星術で分析してみると・・・
平成、令和の時代を西洋占星術で分析してみると・・・

 近頃、気になるのが「異常気象」。いきなりの猛暑に、大雨、突風。日本列島はいったいどうなっているのでしょうか? 『アルマゲスト』を著したことでも有名な古代ローマの天文学者、プトレマイオスの著作『テトラビブロス』には、天体の運行と政治、経済、気象などの関連が記され、現代占星学にも大きな影響を与えています。

 現在、気象予報は科学の分野ですが、「未だかつてない」「数十年に一度」などの天候異変や天変地異を予報するのは難しいとされるほど、とんでもないことが起こる時代。そうなってみれば、今一度原点に戻り、古代の占星学の知識を見直してみたいのです。

 2019年5月17日、火星がかに座に入り、すでにやぎ座にある土星と『衝』を形成しています。『衝』とは、地球をはさんでふたつの天体が向かい合う位置に入ること。緊張、対立をもたらす星の配置とされています。

 天王星はおうし座にあり、火星ー土星ー天王星という「事故」「事件」「天変地異」をもたらす星の配置は、2019年の初めから依然としてできているのですが、土星はやぎ座の守護星でもあり、この時期は良くも悪くもとても強力。大地や地球を象徴するやぎ座と、「水」と関わりの深いかに座の間に緊張関係が生まれることになるのです。

「水」の緊張というのは、多すぎると局地豪雨、洪水、浸水、津波、少なすぎると水不足、かんばつ、農作物への被害を引き起こします。体内の水分が70%の人間もまたその影響を受けることになります。火星がかに座を抜けるのは7月2日ですが、その間でとくに要注意なのが6月15日の前後1週間。17日は満月でとくに危険かもしれません。

 お住まいや生活圏を今一度見回し、ハザードマップなどを参考にして、万一のときには危険を避け、身を守る備えをおすすめします。

 また、令和の時代はどうなるでしょう? 平成の時代から「事故」「事件」「天変地異」は多くありました。成熟のためにある程度の時間の蓄積が必要な、文化、芸術、伝統が破壊され、育ちにくくなっています。すなわち、専門家や熟練者が正しく評価されづらくなり、ひいてはいなくなるかもしれません。つまり総シロウトの時代がやってくる可能性が出てきます。

 そして、蓄財のためには、過去には努力や時間、能力が必要であったけれど、それらがなくても、センスやアイデア次第で若い世代の人が短期間に巨万の富を手にすることが可能となる時代になりつつありました。つまり、一種の破壊の時代といえるでしょう。

 令和に元号が変わっても「事故」「事件」「転変地異」は相変わらず多そうです。今までよりも「格差」がより大きくなることで、無気力、引きこもりになる年代が若年から中高年まで増える可能性があります。同時にギャンブルに関心を持つ人も増えるでしょう。しかも、社会的リーダーが不在(あるいは必要なくなるのかも)となり、国際社会では「国家」としての地位が低迷する方向に進むかもしれません。

 昭和の時代を経験している人にとっては、嘆かわしい傾向が強くなるだけに、文化や伝統を見直そうという動きが現れ始めます。とくに世界に向けて、「古きよき日本の時代と伝統」を発信しようとするグループや団体が注目を集めることになり、ビジネスにつながっていきます。観光業の分野で新しい活路が開かれることになるでしょう。また、共通の趣味や目的を通じて集まる小さなグループが元気になります。つまり、それまでの文化の破壊と再建が交差する時代となるでしょう。

 波乱の時期はまだまだ続くけれど、何が起きても不思議はない。そんな不安定な時代に生きていることをみんなが理解し、万一への備えを普段から心がけることで、無事に乗り切っていただきたいです。

文/カメリア・マキ(『SAVVY』誌で創刊時よりホロスコープを担当。アメリカで魔女学を修め、当時の全米魔女協会より魔女名・Darkmoonを受けた日本人初の魔女。池袋コミュニティカレッジで魔女学の講師を務めた後、現在北海道でカルチャースクール講師、弟子の養成にあたる。著書に『魔女のメッセージ』などがある)

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