パチンコ「高尾」社長殺害犯は“面識のある者”か

小川 泰平 小川 泰平
規制線が張られた事件現場の車庫=名古屋市内(撮影・小川泰平)
規制線が張られた事件現場の車庫=名古屋市内(撮影・小川泰平)

 名古屋市のパチンコ機器製造会社「高尾」社長の内ケ島正規さん(39)が同社の車庫内で死体で見つかった殺人事件について、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は2日夜、デイリースポーツの取材に対し、面識のある者による犯行と推測した。

 内ケ島さんは遺体となって発見される前日の10月24日、いったん退社した後、午後10時頃に会社に戻っている。同日午後10時以降、フェンスを乗り越えて敷地内に侵入するマスク姿の不審者が防犯カメラに映っていたことを受け、小川氏は「当日の内ケ島さんのスケジュール、または行動を知っていなければ、その時間に動かないと考えられる。車庫と社屋が別れていることも知っていたことからも、面識のある者の犯行である可能性が高い」と指摘した。

 小川氏は31日にも2度目の現地取材を現場やその周辺で行った。「鋭利な首の動脈や静脈を切られていた。命を奪うために、この現場に来たという強い殺意と計画性をうかがわせる」と犯人像を語った。

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