超人見知り!…「不器用なほうが可愛い」と選ばれた茶トラの保護猫

渡辺 陽 渡辺 陽

 岡本リアちゃんは、茶トラの保護猫。一見人懐っこく見えるが、お家に迎えた頃は、ごはんをあげてもシャーシャー威嚇する超恐がり。しかし、飼い主の岡本さんは、ぐんぐん自己主張する猫より、あえて不器用な子を選んだ。

工事用のトラックが行き交う荒れ地にいた子猫

 岡本リアちゃんは、横浜のとある場所、雑草が生い茂る空き地にいた。そこは工事車両がたくさん出入りするところで、他にも野良猫が何匹かいたという。工事関係者の人が猫を可愛がってエサをあげていたが、いつトラックにひかれてもおかしくない危険と隣合わせ。これは危ないというので、猫の保護活動をしている人たちが野良猫を捕獲、保護した。2012年夏のことだった。

 横浜に住む岡本さんは、近所のスーパーに里親募集中の猫の貼り紙がしてあるのを見て保護主さんに連絡したという。

 「うちにはメルトという保護猫がいるのですが、日中留守番する時に淋しいだろうと思って、ちょうどその時2匹目を飼うことを考えていたんです」

 里親を探している猫たちに会うため、岡本さんは保護主さん宅を訪ねたという。

不器用な猫のほうが可愛い

 保護主さんは、長年活動している人で、自分の猫が6匹ほど、里親を募集している猫は10匹以上いたという。

 「猫を子供のように思っているとおっしゃっていました」

 すぐに岡本さんの膝に乗ってくる人懐っこい猫たちもいたが、岡本さんは、自己主張しない子に目がいったという。

 「不器用な子のほうが可愛いと思い、怖がりでおとなしめの子を希望しました」

 「保護主さんに、リアは、どこかに潜って隠れたり、机の引き出しや本棚の本と本の間に隠れていたりすると聞いたんですが、そうしたエピソードが可愛くて、この子にしようと思ったんです」

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