生け花にかける青春…高校生が“火花”を散らす「花の甲子園」とは

山本 智行 山本 智行

 審査のポイントは作品の構成力、技術力、表現力など。これを池坊専好次期家元ら20人の審査員がチェック。さらにチームワーク、パフォーマンス、プレゼンテーション力などを総合的に加味して判断する。

 最優秀校に選ばれたのは桐生女子高華道部のチーム「KRJ111」。見事に前年の悔しさを晴らし、初優勝した。今回のテーマは「いけるということ」とシンプルで、リーダーの小島希々花さん(16)は「雪辱を果たせてうれしい」とチームの気持ちを代弁した。また出発前には全校生徒が激励会を開いてくれたといい「すごいプレッシャーを受け、優勝しないと、と思って京都に来た。プレッシャーに打ち勝ち、力を発揮できて良かった」と話した。

 なお、優秀校は岐阜商と安田女子高(広島)。年々、注目度が増す「花の甲子園」。来年以降も熱戦が繰り広げられそうだ。

◆全国大会出場15校 江別高、湯沢翔北高、桐生女子高、朋優学院高、三条東高、松本県ヶ丘高、福岡高、御殿場南高、岐阜商、豊田北高、金蘭会高、安田女子高、徳島北高、唐津南高、鹿児島女子高

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