驚異の再現力に製造元絶賛 針金文字アート「六甲花吹雪」

金井 かおる 金井 かおる
「六甲花吹雪」の針金アートが投稿されたikiさんインスタグラム(画像の一部を加工しています)
「六甲花吹雪」の針金アートが投稿されたikiさんインスタグラム(画像の一部を加工しています)

メーカー担当者も驚きの声

 「…これはすごいですねえ」

 電話の向こうで、息をのむ植垣米菓の総務部男性社員。ikiさんのインスタ投稿は知らなかったそうで、職場で閲覧してもらったところ、他の社員からも「どうやって作っているの?」「ペンで書いているかと思った」といった驚きの声が上がったそうです。

 「六甲花吹雪」の発売は1961(昭和36)年、エビ、ごま、青海苔の3つの味のやわらかいあられにピーナッツと黒豆がミックスされ、58年間変わらぬ味を守り続けています。発売時の商品写真などは残っていませんが、40年以上勤務する社員によると、「当時からこの字体だった」。

 「58年の歴史のある商品と現代の感性との融合により、弊社商品の字体の良さを再発見させてもらいました。これからも大切に残していきたいです」

第2弾は…

 ikiさんに今後表現してみたい文字を聞くと「個人的に『鴬ボール』が好物なので、あの丸くてかわいい書体にチャレンジしたいです」。

 この答えから約40分後、メール着信に気付きスマホを手に取るとikiさんからの新着メール。開封すると、か、かわいすぎる「鴬」が…。

【iki(いき)】針金アクセサリー作家。2015年から活動開始。コンセプトは「重たくない存在感と密かなユーモアを持つユニークなものづくり」。インスタグラムアカウントはiki_insta。

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