ロッテの板ガムの包み紙のデザインが変わり、折り紙ができるようになったことがツイッターで話題になっています。おいしく食べたあと、包み紙で遊べるなんて、とっても小粋で素敵なアイデアじゃありませんか。さっそくみなさんチャレンジした作品を続々と投稿されています。鶴に手裏剣、うさぎやバラの花…いやはや、絶妙な模様と色づかいで、食べても折っても本当に2度おいしいです。
話題になっていたのは「ロッテクールミントガムの包み紙が、ここ10日くらいの間に折り紙にできる仕様になっていた」という投稿。21日につぶやかれたところ、25日夕刻までに1万6000件以上リツイートされました。アイデアが面白いだけでなく、包み紙のデザインがとても秀逸で、「とても美しい」「あ、やられた。心掴まれた」「普段ガム食べないけど買わなくちゃ」などの感想が寄せられています。
注目の取り組みについて、ロッテ広報部の担当者に聞きました。
「9枚のうち7枚に『おりがみ』仕様のデザイン」
-新しい包み紙のガムはいつから販売されていますか。
「内装紙(包み紙)のデザインを変えたのは、クールミントガムのほか、グリーンガム、フラボノ、梅ガム、ブルーベリーガム、フリーゾーンガム(ハイミントとレモン)の7商品です。秋ごろから『おりがみ』仕様に変更したものを生産しており、ただいま新しいデザインの商品に切り替わっている最中です。前のデザインの在庫が残っているお店もまだあるようですので、ただいま新旧の包み紙の商品が混在している状況です」
-1つのガムの中に、どのようなデザインの包み紙が入っているのでしょうか。
「9枚のうち、7枚に『おりがみ』仕様のデザインが描かれています。デザインのパターンは9種類あるのですが、そのうち7種類が重ならないようにランダムで入っています」
-今回のようなデザインに包み紙を変更された理由を教えてください。
「ガムを食べるだけでなく、噛んでいるときや噛んだあとにも、何かお楽しみいただけないかと考えた結果です。グリーンガムは1957年に発売、クールミントガムも1960年に発売と、おかげさまで長きにわたり、お客様にご愛顧いただいています。若い方からシニアの方まで、三世代でご愛顧いただける商品となりましたので、幅広い世代になじみがある、日本の伝統文化『おりがみ』をモチーフにしました。世代を超えたコミュニケーションのツールとして活用してもらえたらと思います」
-ああ、なるほど。ご年配の方がお孫さんと一緒にガムを食べながら、折り紙を作ってあげたりする光景が、思わず目に浮かびます…。
「クールミントガムであれば、前のデザインもペンギンがさまざまなポーズをとっているものですし、これまでも包み紙には工夫をこらしてきました。デザインを気に入ってくださったお客様の中に、折り紙として楽しまれている方がいると知ったことも、取り組みのきっかけです。過去には会社まで作品が郵便で届いたこともありました」