「いい肉の日」に生まれた女性が語る焼肉の魅力 消しゴム版画家「誕生日は肉」

北村 泰介 北村 泰介
「いい肉の日」生まれの消しゴム版画家・とみこはん。個展でステーキを描いた作品を掲げる=都内
「いい肉の日」生まれの消しゴム版画家・とみこはん。個展でステーキを描いた作品を掲げる=都内

 「いい肉の日」に生まれた運命について、「みんなが覚えてくれるのでありがたいですね。誕生日は思い出してくれるだけでもうれしいのに、サプライズで焼肉屋さんに誘ってくれたり、松坂牛のお肉を贈っていただいたこともあって感動しました。イイニクの星の下に生まれたと思うと、(肉を媒介にして人と)気が合いそうな気がします」と語る。

 とみこはんの家族や友人にも11月29日生まれがいる。ちなみに同日生まれの有名人は田中絹代、勝新太郎、尾崎豊、定岡正二、林家ぺー…など多士多彩。映画「男はつらいよ」シリーズ第26作「寅次郎かもめ歌」(80年12月公開)では車寅次郎が11月29日生まれと書く場面が出てくる。

 とみこはんに「肉の思い出」を聞いた。

 「10年以上前、社会人になってから、レバ刺しが大好きな先輩と後輩で一人一皿を食べた時は自分も大人になったと思いました。一切れや二切れじゃない、一皿だぞ!と。今はレバ刺しの提供はダメですけど、自分のお金で焼肉を食べられるのはうれしかったです」

 今も友人らと焼肉を食べる。「焼肉って仲良くなれますよね。一緒に作業するからかな。同じものを食べて、髪の毛や服も同じ匂いになって。帰り道まで全部が思い出になりますね」。11・29の誕生日、あちらこちらで肉を焼く音といい匂いが漂い、会話が弾む。

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