「時がきたら誇りを持って脇に寄れ」響いた樹木希林さんの言葉

ハイヒール・リンゴのつぶやき

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 先日、75歳で亡くなられた樹木希林さんは若い時から老けた役をされていました。1974年に放映された「寺内貫太郎一家」ではまだ30代だったのに、自分より年上の小林亜星さんのお母さん役。そのとき首にタオルを、手には手甲を巻いていたんです。老けた役をやっても手と首で若さがわかってしまう。だから「若さ」を隠して「老け」を演出されていたんですね。

 そんな希林さんがおっしゃった「時がきたら誇りを持って脇に寄れ」という言葉が私の心に響きました。いつまでも真ん中にいないで、時が来れば自ら後進に席を譲る。ふと芸人の世界をみると、今は上が詰まっていて40歳でも若手扱いになってしまっている。私たちハイヒールはありがたいことに若い頃からTVやラジオに出演させていただいてますが、それはその時代に女芸人の先輩が少なかったから。私たちの世代やその上の先輩・師匠方がまだまだ第一線で活躍されてるので、「若手」がさらに詰まってきています。だから私もいつか時がきたら、希林さんの言葉を胸に、後進に…と。だけど今はもう少しもう少し頑張らせてもらおうと思っています(笑)。

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