また彼女は治療開始直後にご自分のお名前である「さしはらりの」の発音をはじめ、滑舌が悪いともつぶやいてらっしゃいましたが、こちらも舌の動きが制限されることがあり、特に装置に慣れるまでは起こり得ます。装置は薄くなってきているものの、歯の裏側に付くため、食事のしにくさ、かみにくさなどを訴える方もいらっしゃいます。
舌側矯正は歯科医師にとっても見づらいため、歯の表側に装置を付ける「唇側(しんそく)矯正」よりも時間がかかります。また歯の裏側を舌で触るとデコボコしていますが、その分矯正装置の作り方も特殊で、唇側矯正よりも数十万円程度費用が高くなってしまいます。
しかし、改めて指原さんの写真を拝見すると、輝く笑顔をさらに引き立たせているのは美しい歯並びでした。うまく話せないつらさを越え、歯の痛みを「ワクワクする痛さ」とまで表現していた指原さん。彼女には治療中から既に、美しい笑顔でさらに活躍するご自身の姿がはっきり見えていたのでしょう。