ベイコム総合体育館“裏技”でリニューアル 目からウロコの方法で改修費捻出

山本 鋼平 山本 鋼平

 関西の主要アリーナのひとつ「ベイコム総合体育館」(兵庫・尼崎市)で今秋、2階観覧席の“格安リニューアル”が行われた。過去3年間、立ちはだかっていた予算の壁。打ち破ったのは、老朽化の著しかった座席を特製カバーで覆うという発想の転換だった。

 小豆色に光沢を放つ観覧席。生まれ変わった姿を前に、体育館を管理運営する尼崎市スポーツ振興事業団の濱本康弘総務課長は感慨深げだった。「全国から多くの方が来ていただける体育館ですから。気持ちよく観覧してもらえたらうれしいです」。長年の懸念がようやく解消された。

 ベイコム総合体育館は1988年に完成。最寄りがJR尼崎駅とアクセス良好で、最大約5000席を設置できる収容人数を誇る。各競技の全国大会やトップリーグ、プロレス興行の舞台になってきた。今年8月には全日本学生体操選手権が開催され、白井健三(日体大)が団体優勝に感激の涙を流した。バレーボールVリーグのJT女子が本拠アリーナの1つにしていることでも知られる。

 一方で開館から30年が経過し、2階観覧席(固定席2156)の傷みが目立っていた。座席の上張り布の破れやはがれが散見され、木製の台座がむき出しになっている箇所もあった。

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