「耕作」から「光速」の世界へ 弘兼憲史氏の新作テーマ「国際リニアコライダー」

北村 泰介 北村 泰介
島耕作のキャラクターが3Dとなって収まったクリスタルのグッズを手にする弘兼憲史氏=都内
島耕作のキャラクターが3Dとなって収まったクリスタルのグッズを手にする弘兼憲史氏=都内

 「島耕作」シリーズで知られる漫画家の弘兼憲史氏(71)が意外な新作の構想を明かした。現在開催中の「島耕作『超』解剖展」(有楽町マルイ8階、2019年1月14日まで)に来場した17日に語ったもので、テーマは「国際リニアコライダー」だという。いったい、どういうものなのか、詳しく聞いた。

 弘兼氏は「新しくスタートする題材は国際リニアコライダーです。難しいんですけど、電子と陽電子を衝突させ、宇宙が再生されたビッグバン状態を作って、そこで取り出した物質を調査して、『宇宙はどうしてできたか』、『人間はなぜ分子がバラバラにならずにこのままでいるのか』といった謎に迫る。そのような話を描いています」と説明した。

 国際リニアコライダーとは「International Linear Collider」の略称「ILC」と呼ばれ、電子と陽電子を衝突させる直線型加速器である。

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