ある医師が経験した不思議な話 解決できない問題の“教訓”かも

町医者の医療・健康コラム

谷光 利昭 谷光 利昭
不思議な話はどんな世界にもあるようです
不思議な話はどんな世界にもあるようです

 8月も下旬にかかってきました。この時期、テレビや巷(ちまた)では、怪談・不思議な話が取り上げられていることがあり、怖がりの私は、それらを見られずにチャンネルをすぐに変えてしまいます。病院で勤務しているときは、霊気のようなものを感じたり、嫌な感じになることはよくありましたが、そのように曖昧な感覚ではなく、恐ろしい経験をしたことがあります。

 家族で夜に食事をした後、近道をしようとある神社の敷地内に入りました。通常であれば、1分もあれば横切れるのですが、5分くらい歩いても敷地から出ることができないのです。途中で“異変”に気づいたのですが、後戻りするのも怖くてもう少し歩きました。けれど、出口は見つかりません。これ以上は危険だということで、一か八かで後戻りをすることにしました。すると、20秒ほどで神社の外に出られたのです。あれ以来、神社、仏閣には暗くなってから近づくことはできません。ほかにも例はありますし、世の中には人智を超えた不可思議なことがたくさんあります。医学の世界でも然りです。

 脳卒中後の片麻痺(まひ)や、脊髄損傷などした場合、現代医学で治癒させることは不可能とされています。麻痺した部分の回復はできない。我々医師はそう判断し、残存した部分を強化するリハビリを行う。これが基本的な考え方です。その一方で、このことが当てはまらず、奇跡的回復をされている人もおられるんです。

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