高校文化祭の男装女装コンテストにNG 決断した校長、そしてLGBTの思いとは

広畑 千春 広畑 千春
一口に男装、女装と言ってもLGBTの中でさえ受け止め方はさまざまだという。
一口に男装、女装と言ってもLGBTの中でさえ受け止め方はさまざまだという。

 しんやさんは性別適合手術を受けて戸籍を男性に変え、ストレートの女性と結婚した。授業で多様な性の在り方を教える学校が出てくるなど、社会の状況は少しずつ変わりつつある。それでも、思春期になり体も変化していく中で、自分が何者か分からなくなったり、セクシャリティを隠そうと怯え続けたりして、人知れず苦しむ当事者は少なくない。実際「自分たちは見せ物じゃない。ただの面白半分ならやめてほしい」と話すLGBTの友人もおり、「どちらかが正しくて、どちらかが間違っているんじゃない」としんやさん。「僕のように男の服が着たい子もいれば、深く傷付く子もいる。だからこそ、避けるのではなく、まずは当事者が何を見て嫌だと思うのか、コンテストをどういう風に捉えて、どんな思いをするのか、いろんな受け止めがあるということ自体を知ってほしいんです」

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