かつめし味ポテチ発売!地元で協奏曲 非公認萌えキャラは全国進出を宣言

広畑 千春 広畑 千春
近畿地方限定で発売された「加古川かつめし味」。お味はなかなかの再現度です
近畿地方限定で発売された「加古川かつめし味」。お味はなかなかの再現度です

 兵庫・加古川市のご当地グルメ「かつめし」をご存じだろうか。洋皿に盛ったライスの上にビフカツを載せ、熱々のデミグラスソースをとろりとかけた、加古川市民垂涎のソウルフード。そんな地元の味がポテトチップスで再現されたと聞き、早速食べてみた。

 カルビー(東京)が4日、近畿地方限定で発売した「加古川かつめし味」。開発担当者が実際に現地の店を食べ歩いて味を研究したというだけあって、一口目からトマトの酸味が効いたソースの味とカツの香ばしさが広がり、意外とくどくもなくて、なかなかの再現度。加古川市ではこの日、「勝つ」にかけて、中学3年の受験生全員にプレゼントされ、同市の非公認萌えキャラクター「かつめしちゃん」も「思ったよりあっさり目かなっ?かなっ?」(原文ママ)とツイートした。

 同社が2017年度から始めた全国47都道府県の「地元ならではの味」を開発するJPN(ラブジャパン)プロジェクトの一環で、インターネットサイトでの応募数やポテトとの相性の良さから、同市のお隣の明石市の「明石焼き(玉子焼き)」や、春の訪れを告げる「いかなごのくぎ煮」などを抑え、商品化が決定したそうだ。販売予定は30万~40万袋で売り切れ次第終了だが、「もし想定を超えるような大ヒットになれば、定番商品になる可能性も無きにしもあらず、です」と広報担当者。

 実は、この「かつめし」、モスバーガーでも昨年9月と、今年1~2月に「ライスバーガーかつめし」などとして期間限定で発売されるなど商品化が相次いでいる。かつめしちゃんは「ポテチをガンガン食べてPRして、目指すは全国進出!」と存在感アップを誓っていた。

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