特別なチョコは、彼氏よりも「私へのギフト」!?2020年バレンタイン商戦…インスタ映えするカラフルぞろい

山本 明 山本 明

今年もチョコレート好きにはたまらない季節がめぐって来ました。関西では早くもあべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)で「バレンタイン ショコラコレクション 2020」が1月18日からスタート。大丸神戸店(神戸市中央区)でもバレンタイン企画『Chocolat Promenade(ショコラプロムナード)』が1月22日より開始します。近年急増しつつある「この時期だけの、自分へのギフト」としてチョコレートを楽しむニーズに応え、前者は、今ここでしか手に入らないチョコレート、例えば日本初上陸商品、近鉄限定商品など特別感のある商品の強化に努めたそう。一方、後者は注目の初登場ブランドや新進気鋭のショコラトリー、日本人パティシエの和テイストショコラなど個性豊かな商品を取りそろえたといいます。

あべのハルカス近鉄本店では、1月18日~2月14日の約1カ月間、同店ウイング館9階催会場でコレクションを開催。コレクションには通販会社フェリシモ(神戸)のチョコレートバイヤーみり氏の展開する「幸福のチョコレート」も出品されます。また世界でも珍しい女性だけのワインコンペティション「さくらアワード」の2019年度受賞ワインと有名ショコラ5ブランドとのコラボレーション企画も実施。コレクションに先がけ1月10日は内覧会&試食会が行われました。当日は近鉄百貨店バイヤーの大下健太郎氏とフェリシモチョコレートバイヤーのみり氏、サクラアワード審査責任者の田辺由美氏が、それぞれ今回のコレクションの傾向や、抱負をコメントしました。

大下氏は「今年のバレンタインコレクションは、『花と妖精』。妖精がさまざまな花のようなチョコレートを探しに、舞い降りるイメージがコンセプトです。インスタ映えするような、カラフルなスイーツをそろえました。今年は過去最多の約140ブランド5,000種類をご用意しています」とコメント。

その1つがシンガポール出身のジャニス・ウォン氏のチョコレート。氏は2007年、24歳の若さで自身の店を立ち上げ、2013、14年には英国のレストラン誌が発表する「アジア・ベストレストラン50」でアジア最優秀パティシエに選ばれました。今回、コレクションのイメージに沿って、ウォン氏が花をイメージして作り上げた「フラワー ボックス オブ5」は注目の一品。ストロベリーやレモンタイムのようなフルーツフレーバーが、ポップなフラワーデザインの外観と共に目と舌で楽しめるアソートに仕上がっています。

また、みり氏は「今年はミントチョコレートが人気で、青い食べ物が注目されています。以前は『青』という色は食べ物にはふさわしくない、美味しそうではない、と思われたりもしましたが、昨今は青色のブームが来ています」と説明。

特に「『ケルノン ダルドワーズ』の青いチョコレートソフトはここでしか食べられない一品。フランスの本店でも食べられないんですよ」とお薦めを披露。世界広しといえども、ここあべのハルカス近鉄本店でしか食べられない、この青く、冷たい、衝撃の美味をぜひ味わって欲しいといいます。

さらに、田辺氏は「日本の女性はワインが大好き。もちろんチョコレートも。その彼女たちの目線で選び抜かれたワインです。ぜひ、ワインとチョコレートの豊かなマリアージュを楽しんで」とコメント。今回の企画では昨年度受賞ワインの風味と、それを引き立てる各ショップのパティシエのセンスが一体となったチョコレートが誕生したといいます。

その中の1人、オーストラリア・バースで日本人女性のデリケートさと海外生活で育まれた大胆さ、二つの相反する要素で人を惹きつけるショコラティエール中村有希氏は、オーストラリア産の“シャルドネ”を使ったチョコレートを披露。また使用された「ウッドランズ/ワトソンファミリーヴィンヤーズ シャルドネ2017」は柑橘系果実、白桃、洋梨、アプリコットの香りとトーストのような味わいが特徴の辛口白ワイン。こちらも同会場にて購入できる他、「さくらアワード 2019」受賞ワインも販売します。

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